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ラブミーデートでいってみよーっ! 4

ゴーカート。
楽しかったなぁ。
敦賀さんはやっぱりかっこいいし。
番組でもなきゃ、私が敦賀さんとデートだなんてあり得ないものね。
今日はいろんな敦賀さんを堪能するのよ。

「もう昼過ぎてたんだね。何か食べに行こうか。」

時間を確認すると確かに昼を過ぎていた。

敦賀さんの事だから、お腹が空いたから……なんて事ではないと思うの。
絶対私のお腹のムシを気にしての〝食べに行こう″だと思うのよね。
だってこの人…食に興味ない人だし、空腹全く感じない人だし。
お腹すいたとか言ったとしても、絶対嘘くさい。

だけど、食べてもらわなければ!
身体が資本のこの世の中。
食べてなくて倒れたという事になっても私は知りま……知りませんと言えない自分が憎い。
敦賀さんが倒れちゃったら、正気じゃいられないわ。
だって想像しただけで辛いんだもの!

真っ青な顔の敦賀さん……痩せ細った敦賀さん……いやぁーーっ!おいていかないでーーっ!!……泣き叫ぶ私……まだ告白もしてないのにぃーーーっ!!

「キョーコちゃん、どうしたの?」

はっ!
イケナイっ!
妄想してた。

「悲壮感に溢れた顔してたよ。また、何か考えてたの?」
「……ロクにごはん食べない敦賀さんが栄養失調で倒れたら、日本全国の敦賀さんのファンの方が悲しむなぁという想像を。」

自分で言って…また、その光景を想像してしまう。

「ごはん食べに行こうって言ったのに、何故そんな発想が出てくるの?」
「じゃあ、何が食べたい言ってみて下さい!」
「それはキョーコちゃんが好きなの頼んで……」
「ほら!やっぱり!そう言ってロクに食べずに私に食べさせようとするんです!」
「見て来たみたいに言わないでくれる?」
「見て来て、想像つくから言ってるんです!」
「……ごめんね?」
「今日はしっかり食べて頂きますからっ!!」

とはいうものの……状況は目に見えている。
園内のどんな飲食店に行ったとしても、ロクに食べずに見ていますな状況は必至。
それを打開するには方法は一つ!
敦賀さんが好きなものを用意する事。
こんな事もあろうかと対敦賀さん弁当を作って来たのよ!
撮影中は社さんに申し訳ないと思いつつ預かってもらっていたのだ。

「実は私、お弁当を作って参りました!」

軍隊よろしくビシッと敬礼をして見せた。
敦賀さんの食生活の改善……もはやこれは私の任務と言ってもいい。
だから、何としても食べて頂きますから!

「敦賀さん。ここ持ち込みOKなんですよ。広場もありますし、レジャーシート広げて食べるのもいいですよね。バラソル付きのテーブルで向かいあってランチもデートしてます感タップリですよね。眺めのいいところでベンチに並んでっていうのも捨てがたいですよ。」
「広場。」
「広場にしますか?」
「行くよ!」

急ぎ足になる敦賀さん。
いつも私に合わせて歩いてくれるのに珍しい。
食に興味の薄い敦賀さんが、ランチタイムの何に駆り立てられているのか。
何が彼をその気にさせているのか。
全く理解できないまま、私はランチが出来る広場へと連行されていった。

広場について、木陰を探してシートを広げてランチをする。
珍しく嬉々として箸をつける敦賀さん。
あ〜ん…とかもしちゃったりして。
パクッと食べてくれたし。
本当に美味しそうに食べてくれるから、私も調子にのっちゃって……つい食べさせ過ぎちゃって……ただいま、敦賀さんは私の膝でお休み中。
所謂〝膝枕″。
仕方ないのよ!
食べ過ぎて動けないんだもの!
枕が無いと眠れないんだもの。
だから…仕方ないんだもの……。

膝の上の敦賀さんの髪の毛を指で梳く。

「大丈夫…ですか?」
「うん。あまり美味しいから、食べ過ぎた。」
「無理しなくていいんですよ。作りすぎちゃった私が悪いのに。」
「キョーコちゃんのせいじゃないよ。本当に美味しかった。それにムネヤケとかそういうのじゃないから。単純にお腹が苦しいだけ。お腹がいっぱいになるって……幸せな事なんだなって、生まれてはじめて実感してるよ。」
「大げさですよ。……でも嬉しいです。そんな風に言って貰えると、作ったかいがあります。」

気持ちいい風がそよぐ緑の広場。
私達は穏やかな午後のひと時を過ごす。

「また、来たいね。」

撮影隊は遠くから私達を写していて、この会話は聞こえない。
だから……。

「また、来ましょうね。」
「うん。今度は二人きりで来ようね。」
「はい。」

本当にデートしてるみたい。

敦賀さんの柔らかな髪を梳きながら、今ある幸せを満喫していた。



◆◇◆◇◆



「………砂吐きそうだわ。」
「京子さん。本物のカップルですよ。これは。」
「演技です。」
「敦賀さんの食の好みここまで把握してるってなに?」
「いっ一応、敦賀さんが誰とパートナーになってもいいように、奏江さんと千織さんの好きなものも入れて、カロリーだってなるべく抑えて……。」
「何か……それだと、〝ウチの旦那様がお世話になってますから〟って差し入れを持たせる妻みたいですよ。」
「えっ!?」

……妻?
ツマ……つぅ〜まぁ〜〜っ?!

「はぁい。ラブミー部一号がパニクってますので、私と奏江さんでしめるしかないですね。」
「そうね。こうして見ると、私達全員デートの雰囲気違うわねぇ。面白いわ。」
「そうね。演技の勉強になったわ。」
「あなた達のデートはあまりデートには活用できなさそうだったけどね。デートが幽霊退治なんてないわよ。」
「あはは。……不破さん、あの曲、本当に即興だったんですか?カフェがライブ会場になっちゃうし。スタッフも一般客もうっとり聞き入っちゃって。」
「実力は確かだって事よね。ちなみにライブでしか歌わない事にするんですって。貴重なVよ。これ。」
「すごーい。」
「貴重というならあなた達のVでしょ。人気ビジュアル系バンドのボーカルにあんな特技があったなんてね。鳥肌立ったわ。」
「レイノさんってお寺の息子さん何ですって〜。年の離れたお兄さんもいてイケメンなお坊さんらしいの。」
「すごい特技よね。」
「京子さんの魔除けアイテムもバッチリだったし。」
「貴重な…って言ったら、京子達のデートVよね。いつも大人な敦賀さんがヤンチャ坊主になってみたりね。」
「空中自転車なんか笑っちゃいましたよね。」
「そうそう。大きな身体を窮屈そうに丸めてこいでるのよ。」

私を抜きにして二人が話しているけど、私はそれどころじゃない。

「これ以上は京子、幽体離脱から帰還出来なくなりそうだから、この辺にしておきましょ。では改めて。…ラブミー部2号私琴南奏江と不破尚さんの即興ラブソングのライブ付きゆったりデートか。」
「私、3号天宮千織とレイノさんのドキドキミステリー除霊冒険デートか。」
「それとも、この一人魂飛ばしちゃってる1号京子の砂吐き十代設定のデロ甘デートか。」

モー子さんデロ甘って何?

「さぁ、あなたならどれにします?」

ああ…天宮さん勝手にしめないで。

「気にいったデートにラブミースタンプをお願いしまぁす。」
「スタンプはお手持ちのテレビリモコン、または◯◯テレビのホームページからどうぞ。」
「お待ちしてまぁす!」

……えっ?
終わり?
終わりなの?
待って待って!
こんなの流せる訳ないじゃない!

「ハイ!OK!ご苦労様でしたぁ!」

ディレクターさんが撮影終了の声を上げた。

「ダメーっ!これは放送しちゃダメーっ!」
「無理に決まってるでしょ。」
「ローリィ社長があそこでGOサインしてますしね。」

みれば、スタジオの奥に笑みを浮かべた社長さんがいた。

「ラブミースタンプ規定まで集めたら卒業させてやるからなぁ。ちなみに、ラスボスの後押ししてくれたからなぁ、琴南君と天宮君には俺から特別ボーナス出してやるからなぁ。」

そう言って、スタジオを出て行った。

そして、スタジオの外には……。

「やあ。」

にこやかに笑う敦賀さんがいた。

「明日、オフになったんだ。キョーコちゃんも明日オフだってきいたんだけど。」

撮影が終わっても敦賀さんは私をキョーコちゃんと呼ぶようになった。

「だ……誰から…。」
「椹さんから。今度、二人きりで行く約束だったよね?」
「明日は学校が!」
勝手明日は日曜日だよ。学校はないでしょ。さあ、明日の準備があるからもう帰ろうね。」
「帰るってどこへっ!」
「もちろん、俺のマンション。朝早く起きて二人でお弁当作ろうね。」
「あっ…あの……。」
「食べるのが好きになれそうなんだ。だから、ね?付き合って。だめ?」

仔犬が三匹、ハチ公三匹、タローとジローがこれたあ三匹ずつ背中に背負って言わないでくださぁい!

お願い敦賀さんの前に屈した私は敦賀さんと一緒にテレビ局を後にした。



◆◇◆◇◆



「ねぇ、いつ気がつくと思う?敦賀さんの策略に。」
「さぁ、何年かはかかるんじゃないかしら?」
「不憫な男よね?抱かれたい男No.1のくせにねぇ?」
「京子さんならウェディングドレス着せられても気づかないかも。」
「ポカンとしてるうちに結婚式終わってるとか、センベイさんとミドリ先生みたいじゃないの。」
「あっ知ってる。アラ◯ちゃん?名前しかしらないけど。」
「アニキの愛読書なのよね。」

2号3号の間で交わされていた会話が現実のものになるなんて、想像もしていなかった頃のお話し。




完。


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昨日、アップするの忘れてた。
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