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花(2)―バラ―

早朝。
清清しい透き通るような空の下、バラの咲き誇る公園を二人で歩く。

バラ園風景2

広大な敷地に500種を超えるバラを保有する公園。

「敦賀さん。敦賀さん。すごいですよ。私こんな公園初めて来ました!!」
「最上さんが好きそうだなと思ったんだけど、間違いなかったね。」

素敵、素敵……と大はしゃぎで園内を歩く最上さん。

ロケ先で見つけたバラ園。
調度見ごろを迎え、園内中にバラが咲き誇っていた。
ロケ中のアクシデントで思わぬ休日を得た俺達。
開園前の公園に無理を言って入らせて貰ったのだ。
だから、今この公園にいるのは俺達とこの園を管理するスタッフだけ。
彼らもバラの手入れという仕事があるから、遠巻きに俺達を見ているだけ。

「うわっ!大きい!黄色いバラです。あっ、ここにバラの名前がありますよ。」
「インカ。目を引くね。」
「インカ帝国のインカなんでしょうか?」
「どうだろうね。」
「キレイな色ですね。」
「うん。」

インカ
インカ

「あっこれかわいい!!”うらら”ですって。」
「いかにも最上さんが好きそうなバラだね。うすいピンク色だ。」
「子供っぽいとか思ってます?」
「思ってないよ。」
「絶対思ってます。敦賀さんったら、ひどいっ!!」
「あれ?俺の言う事を信じてくれないの?」

うらら
うらら

「うわーぁ!見てください!!素敵なアーチがあります!!」
「右と左のばらそれぞれ違う種類みたいだよ。こっちはエレガンスだって。」
「こっちはフランソワ・ジュランビルですって。人の名前みたいですね。」
「人の名前じゃない?パンフレットでは皇族の名前の付いたバラもあるみたいだよ。」

エレガンスとフランソワ ジュランビルのアーチ
エレガンス・フランソワのアーチ

「あっ、本当です。これなんかジュピレ デュ プリンス ドゥ モナコですって。長い名前ですね。モナコの王子様のお名前なのかしら?」
「そうらしいね。」
「鮮やかな赤に白がはえてすごくキレイです。こんなバラに例えられるプリンスなんてキレイな方だったんでしょうか?」
「どうかな?最上さんはそのプリンスと俺どっちがいい?」
「え?」
「エスコートされるならどっちをとる?」
「ええっ?」
「宿題にしておくから帰るまでに考えておくようにね。」

ジュピレ デュ プリンス ドゥ モナコ
ジュピレ デュ プリンス ドゥ モナコ

「あっこれなんか、すごいですよ。花びらの枚数は少ないのに豪華に見えます。」
「プリンス ウィレム アレキサンダー…これも君の好きな王子様の名前だね。」
「敦賀さん?なんで、そんなに不機嫌そうなんですか?」
「単なる焼きもちだから気にしないで。」
「え?」
「なんでもないよ。……昔から王子様とは相性よくないんだよね。俺。」

プリンス ウィレム アレキサンダー
プリンス ウィレム アレキサンダー

「あっ!こっちは日本の皇族のバラのようですよ。全部プリンセスですね。……プリンスはないのかしら?」
「なさそうだね。」
「……敦賀さんちょっと機嫌、直りました?」
「さっきから普通だけど?」
「嘘です。」

プリンセス
プリンセス2
プリンセス2
皇族のバラ

「まだまだ、ありますね。わっ!!コレかわいい!!」
「ミニバラだね。」
「ミニバラもこれだけ咲いてれば豪華ですよ。大輪にも劣りません!!」
「花見川……花の川だね。」

花見川
花見川

「こっちもミニバラですよ。かわいい小さなピンクのバラです。えっとぉ、名前はどこかなぁ~。……あっ……。」
「最上さんどうしたの?顔が赤いよ?」
「何でもありません。」
「あっ、こっちにも色違いのバラがあるね。こっちは赤だ。名前は……トゥルー ラブね。そっちは?」
「………。」
「最上さん?」
「同じです!!」
「ちょっと最上さん!?」

トゥルー ラブ ピンク
トゥルー ラブ 赤
トゥルー ラブ

「メイディランドっていうミニバラたくさん種類がありますね。」
「レッド、アルバ……いろいろあるね。」
「小さくてかわいいです。」

アルバ メイディーランド
アルバメイディランド

「敦賀さん、これっ!!なんか凄いですよ。散ってしまった花びらもキレイです!!」
「焔の波……ホントだね。バラの花びらが鮮やかで、本当に火の海みたいだ。」
「はいっ!!散り際はこうありたいですよね?」
「最上さん……散ってどうするの?」
「だって、叶いそうにないし、やっぱり怖いし、私どうしたらいいのーーーっ!!」
「最上さんどうしたの!?」
「何でもありません。」
「えっ!?ちょっと最上さんどこ行くの?」
「ついて来ないでくださぁい!!」

焔の波
焔の波

「最上さん大丈夫?一休みしようか。ベンチもあるし。」
「………。」
「こうしてみるといい眺めだね。」
「はい。」
「最上さんここで少し待っていて。」
「え?」
「いい?いい子で待ってるんだよ。でないと怖い狼に食べられちゃうよ?」
「日本に狼はいませんよ。」
「いるよ。ここに。」
「どこに?」
「だからここに。」
「狼って敦賀さんご自身の事ですか?」
「そうだよ。」
「逃げてもいいですか?」
「ダメ。」

バラ園風景

「お待たせ。はい。」
「えっ?」
「スタッフの人が特別にくれたよ。バラのソフトクリームなんだって。」
「わぁ、うれしいです。」
「色もきれいだね。君の好きだって言った”うらら”と同じ色だね。」
「はい。うすいピンク色です。……あまぁい。ちゃんとバラの香りがします。おいしい。」
「そ、良かったね。俺の分も良かったら食べて。俺には甘すぎるかなと思うから。でも…少しだけ貰おうかな?」
「はい。遠慮なくどうぞ。」
「じゃ失礼するね。」
「えっ…えっ…えええっ!?」
……ペロっ。
「ご馳走様。」
「つ……敦賀さんが私のほっぺ舐めた~~っ!!」
「美味しかったよ。」

バラ園風景

「敦賀さん。これ、キレイですね。薄い紫色の。」
「青龍。……キレイだね。」
「こっちは、ブルーベブンですよ。」
「バラには青い色素がないんだよ。だから青いバラは存在しない。それがね、品種改良……遺伝子を組み替えて作られた青いバラがあるんだって。ここにはないみたいだけど…。アプローズっていうバラだったかな。」
「詳しいんですね。」
「気になって調べたから。……それでも出せるのはパープルに近い色。今はまだ、そこまでみたいだね。」
「大変なんですね。」
「それだけに花言葉もそれにちなんだものみたいだよ。」
「それも調べたんですか?」
「うん。”神の祝福””奇跡”だよ。」
「いいですね。」
「今度、花束にして贈るよ。」
「え?いいんですか?」
「もちろん。君に神の祝福があるようにね。」
「楽しみにしてます。」

青龍
青龍
ブルー ヘブン
ブルーベブン

「あっ!!黒真珠ですよ。」
「ああ、DARK MOONで使ったバラ?」
「はい。未緒の大切なバラですよ。このビロードのような感じが好きなんです。」
「高級感があるよね。」
「はい。お嬢様な未緒にぴったりなバラですよ。」
「黒バラ、黒バラ……。」
「何してるんですか?携帯出して。」
「前にドラマの中で未緒にバラを一輪貰っただろう。どんな意味があったのかなって。」
「不吉なイメージですけど……。」
「あっ、あった!!」
「なんですか?」
「”あなたはあくまでも私のもの”」
「ええっ?」
「熱烈だね。俺は大歓迎だけど。」
「えええっ!!」

黒真珠
黒真珠

「わっ、これもいいですね。」
「最上さん……いきなりそっち行く?」
「これぞバラって感じです。」
「………まぁいいよ、今はね。こうしてデートもしてるし。」
「何かいいました?」
「言いましたよ。さっきから言ってるんだけどね。」
「聞こえませーーーん。」
「………まったく。」

名前も知らないバラ
名前の知らない緋色のバラ

「俺はこれが好きだな。」
「熱情……また夜の帝王らしいバラを……。」
「なんか言った?」

熱情
熱情

「あ、私これ好きです!!素敵!!ノスタルジーですって。」
「いいね。鮮やかで。」
「外側が燃えるような鮮やかな赤。内側が真っ白。」
「うん。なんか君みたいだね。どんなに着飾っても変わらない白。君は変わらないね。あの日からずっと……。」
「敦賀さん?」
「何でもないよ。」

ノスタルジー
ノスタルジー

「夕霧……コレもキレイですね。ピンクと白のバラです。」
「秋月、こっちの黄色のバラもきれいだよ。」
「敦賀さん白バラです。銀世界ですって。」
「リオサンバっていうバラもあるよ。華やかだね。」
「華やかさなら楽園も負けてませんよ。」
「……あ、ラブミー部発見。」
「え?」
「ピンクパンサーだって。」
「……つなぎの色だわ。」
「華やかだね。」

夕霧
夕霧
秋月
秋月
銀世界
銀世界
リオ サンバ
リオサンバ
楽園
楽園
ピンクパンサー
ピンクパンサー

「敦賀さん、これ凄いです。」
「淡い緑色だね。」
「緑光……なんか、凄いです。」
「あれ?君も調べるの?花言葉…携帯苦手なら俺が調べようか?」
「自分で調べます。えっとぉ…んっとぉ…ここ、こう……。」
「携帯もやっと活用してもらえる時が来たんだね。」
「馬鹿にしてます?……あっあった!緑色の花言葉!!”天上にしかない貴い愛”……なんだかすごい花言葉ですね。」
「神秘的だね。」
「敦賀さんにぴったりじゃないですか?神の寵児ですもん。」
「俺は神の愛より、身近な愛がほしいな。最上さん俺を愛してくれない?」
「寝言は寝てから言ってください。」
「本気なんだけどなぁ。」

緑光 (2)
緑光

「敦賀さん、あっちに何かありますよ。」
「本当だ。何だろうね。行ってみようか。」

様々なバラが咲き誇る道。
開園の時間が迫って来たので急ぎ足で目的の場所へ急ぐ。
辿り着いた先にあったのは……。

「うわっ!!キレイ!!」
「ウエディングベル?」
「そういえば、記念のバラもありましたもんね。」
「こういうところで式を挙げるのもいいね。」
「教会もいいですけど、これもいいですよね。花嫁さんすごくキレイにみえますよ
。」
「じゃあ、最上さん、こっち来て。」
「え?」
「はい、ここ持って。」
「え?こうですか?」
「”1、2、3”で引っ張るよ。」
「え?」
「1、2、3!!」

カーン…カーン…カーン…カーン…・・・

「………。」
「よく鳴り響くね。」
「ウエディングベルって結婚を告げる鐘なんですよね?」
「そーだね。」
「そーだねって無闇に鳴らしちゃいけないんじゃないですか?」
「無闇じゃないよ。」
「え?」
「近い将来結婚しますっていう約束の鐘だよ。」
「えっ?」
「誰と誰が。」
「俺と最上さんが。」
「いつ?」
「だから”近い将来”。そんなに先じゃないよ。多分。」
「ええっ!!」
「だから諦めて俺に恋しなさい。最上キョーコさん。」

ウエディングベル


「敦賀さん。さっきのお返事してもいいですか?」
「俺としてはすぐにでもほしいよ。いい返事ならね。それ以外の返事ならもう少し考えて。」
「今、受け取って欲しいんです。」
「えっ?これって君が欲しくて作ってもらった花束じゃないの?」

彼女が差し出したのはピンクの蕾ばかりの花束。

「敦賀さんに差し上げたくて作ってもらった花束です。蕾は今の私の気持ちです。」
「じゃあ、バラの蕾の花言葉がさっきの返事?」
「はい。」
「今、調べてもいい?」
「どうぞ。」

携帯で確認するとその意味が分った。
とげのない蕾が持つ花言葉は”まだウブでとても怖い”だった。

「最上さんらしいね。いいよ。待ってあげる。」
「ちゃんと咲かせて下さいね。」
「最上さん?」
「そのバラが咲いた時、そのバラが持つ本当の意味になります。」

ピンク色のバラの花言葉を探す。
ピンクと言っても様々にあるようだ。
その中に一つ、俺が一番欲しいと思っていた言葉を見つけた。

「最上さん、このバラの名前を聞いてもいい?」
「ブライダルピンクです。」

ブライダルピンクの花言葉は……。

『愛しています。』

「全部、咲かせてみせるよ。一輪だって蕾のままで終わらせない。」

ブライダルピンク
ブライダルピンク



活けたバラが花開き…俺は彼女を手に入れた。
それから数年後。
彼女が大輪のピンクのバラをくれた。

「どうしたの?」
「調べてみてください。」
「また花言葉?」
「はい。」

花言葉は……。

「えっ?!」

大輪のピンクのバラの花言葉は……。

「本当に?」
「はい。」
「そうか……。ごめん。順番逆になっちゃったね。先に言うべきだったのに。……俺と結婚してくれる?」
「はい。よろこんで。」
「あっ社さんに言わないとね。」
「社長さんにもですよ。」
「言わなきゃだめ?」
「言わないでどうするんですか?」
「しかたないな~。報告に行こうか。二人で。」
「はい。社長さん、びっくりしますよ。」
「たまにはいいんじゃないかな?」
「そうですね。びっくりさせちゃいましょうか。」

ピンクのバラ

この幸せがこれから先も続きますように。
彼女の好きなピンク色のバラに願いを込めて。



─了─


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入り口

お世話になります。
(」゜□゜)」
あっぽちっと頼みます。
スイッチオン

こんなときでもお笑い脳。



どうも。
月華です。
メロキュン自由研究の花シリーズです。
本当は公園のつもりで書いたんですけどね、メインがバラになってしまったので、花シリーズにしました。
あれ~~?
画像の処理につまづき、予定通りアップできませんでした。
なんでアップできないのかと思ったら、……画像が大きすぎたのですね。
あはは。
分らずに一時間格闘。
わかって処理で一時間格闘。(どの画像か混乱したため~。pcに移したら去年のバラ画像と一緒くたになってしまって。あはは。)
処理してアップに一時間以上格闘。
画像は時間かかるみたい。

けっこう苦労しました。

ちなみに、大輪のピンクのバラの花言葉は『赤ちゃんができました』だそうです。
思わず、ふきました~。

セリフしかないお話しです。
たまにはいいんじゃないかな~。
そんなわけで、月華でした。

それではまた。

※DARK MOONに黒真珠は出てきません。私の勝手な妄想です。ご注意下さいね。

蓮キョ☆メロキュン推進!
「ラブコラボ研究所」"

この素敵なバナーの向こうには蓮キョワールドがひろがっています。
一応URLもご案内。
URLはコチラ⇒http://s.ameblo.jp/wind615-song/entry-11224699366.html
上記は所長風月様ブログ風月のスキビだより様です。

この他、速報も下記のサイト様より随時速報として情報が更新されています。
副所長ピコ様のBubble Shower様 ★速報!!蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」総合ガイド
sei様の「リク魔人」の妄想宝物庫様  速報付★蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」の研究報告ガイド

上記へアクセスしてみて下さい。
素敵な作品の紹介がされますよ。
もちろん研究所関連以外でも皆様、素敵なスキビ記事を書かれています。
ぜひぜひ、いってみてくださいね。



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素敵です~!きゅんきゅうです~!

思わず、お風呂に薔薇のバブ入れちゃいました。
(あ、あんまり関係ない?いえいえ目をつぶれば…そこは薔薇園・・・無理か)

バラってほんとにたくさんの種類があるんですね。
私は香りのいい薔薇が好きです♪

NoTitle

素敵な花詞集ですね。そしてキョコちゃんの。大輪のピンクの薔薇の花詞がもっと素敵でした。素敵なプロポーズ胸がキュンキュンしちゃったです。
プロフィール

げっか(月華)

Author:げっか(月華)
蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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