スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

貴島君の恋愛相談室

※貴島さんの生態…もとい…性格が発覚する前に書き始めたので、かなり違います。
私の希望の貴島さんです。
貴島さんにはお邪魔虫より、大人の余裕で蓮とキョーコを煽って欲しいと私は思う。
……貴島さんを馬の骨化している方も多いので、私1人くらい別視点でもいいだろう。
というわけで、馬の骨ではないので、三つ巴やらなんやらをご期待の方向きではありません。
ご注意を。

ちなみにこれはかなり前に書いた「スイッチ(某有名サイト様に投稿していた記事)」の続きになります。
ので、あわせてそちらもどぞ。


貴島君の恋愛相談室


「貴島さん!!」

背後から俺を呼ぶ女の子の声。
振り返って見た。

「……??」

いない。
空耳か?
立ち去ろうとしたところで……。

「貴島さん!!」

やっぱり空耳ではない。
女の子が俺を呼んでいる。
もう一度振り返るとそこには……。

『にっ……にわとり??』

ずんぐりした巨大な鶏がそこにいた。

『俺……鶏の知り合いなんかいたっけ?』

いやいや……俺も芸能人、俺が知らなくても向こうは知っている事なんてあって当然の事。
きっとファンか何かだろう?
でも……この声どこかで……。
それに着ぐるみなんて女の子には大変だろうに、がんばってるんだろうな。

「おはようございます。貴島さん。」

でも挨拶なら被り物くらいは取った方がいいよ。
それとも…はずせない理由でもあるのかな?

「昨日は大変失礼しました。」

ん?……昨日?……鶏と接した記憶はないぞ?
やっぱり知り合いなのか?

「話の途中で逃げ出してしまって……あの後、お詫びも言えなかったから。申し訳ありませんでした。」

は?お詫び?話の途中で逃げ出した?

「その前日は役が抜けきれず、ふてぶてしい態度を取ってしまって。」

ちょっとまて。
昨日、俺から逃げ出したと言えば……前日も会っていたとすれば……思い当たるのは。
昨日あったのはダークムーンの撮影。
あの現場で俺から逃げたのは……。

「あっ!私ったら被り物したままで。私、『京子』です。」

着ぐるみの頭部をはずすと、確かに京子ちゃんだった。
京子ちゃん?
なんでこんな格好……。

「あのちょっと…貴島さんお聞きしたい事があって。」
「俺に?……敦賀君にじゃなくて?」

……君、相談といえば何かと敦賀君に。

「敦賀さんには……聞けませ~~ん~~っ!!」

京子ちゃん……そこでなぜ泣く。

「まぁ、いいや。で…何かな?」

少し躊躇った後、ぼそぼそと何かを言っている京子ちゃん。
恥じらいながらの姿は可愛いけれど、聞こえないから。

「京子ちゃん。何?」

だから京子ちゃん、その上目遣いヤバイよ?
敦賀君に俺……殺されたくないんだけど。
グラつきそうになる理性を立て直し、京子ちゃん

「男の人って皆さんあんなに強引なんですか!?」
「は?」
「あんな……あんな……あ……いや~~っ!!」

敦賀君……君……彼女に何をした?

「とにかく落ちつこう。」
「すいません。」
「仕方がない。お兄さんが聞いてあげよう。敦賀君がどうしたって?」
「つ……敦賀さんに、告白されたんですけど……。」

やっぱりね。
俺の感は当たるんだ。
特に恋愛絡みの事はね。
二人とも恋愛初心者っぽいから、何とかしてやるか。
俺っていいやつ。

「それで?」
「私……恋する気なんかちっともないんです。」

おいおい、10代の女の子が今から枯れててどうすんだ。
ダメだ、ここは根本的に指導しないと!!
敦賀君、後で講習料割増料金入れて貰うからな。

「だからお断りしてるのに、敦賀さんったら諦めてくれないんですぅ~~。」

そりゃ、諦めないだろう?
俺の感が言ってる。
あれは本気で恋してる。
一生に一度ってくらいの恋だ。
俺はまだそんな恋にめぐり合ってはいなけど、それだけは分る。
それなのに、肝心のこの子が”恋なんてしない”と言い張る。
これは俺の本領を発揮するところじゃないか?
恋愛音痴っぽい敦賀君が無闇に突っ込んでも彼女は逃げるだけかもしれない。
俺そういうのダメなんだよね。
まどろっこしいのを見てるのって。
ここはホントに俺の出番かもしれない。
今度こそ上手くいくに違いない。
一度はやってみたかったアドバイザーとしての俺。
恋愛経験は積んでるんだが、アドバイザーとしては三流以下だった。
何故なら、相手の女の子達がことごとく俺に落ちたからだった。
おかげで経験値も上がるけれど、一方では遊び人としての名前も上がる。
どうも納まりがつかなくなるのだ。
男には恨まれるし?
俺は本当にくっついて欲しくてがんばってたんだけどね。
女の子達が『貴島さんがいい』って言うんだから仕方ないじゃないか。
そんなわけで失敗の終わってばかりの俺の恋愛指南。
俺には向かないと諦めかけていた時にやってきた目の前のカモ……いやいや、恋に戸惑う可愛い子羊ちゃん。
これは俺が何とかしないと。
そもそも”恋愛しない”はマズイだろう。
彼女だって女優なんだし、いつかはそういう役柄が回ってくるだろう。
感情なんて想像や見聞きしただけで表現するなんて限界がある。
敦賀君だってそうだったじゃないか。
やはりここは俺ががんばらないと。


「さて、京子ちゃん。ちょっと座って話しをしよう。」
「貴島さん。お時間大丈夫なんですか?別に今日じゃなくても。」
「大丈夫だよ。時間が空いたから、ちょっと気分転換に外に出てきたんだ。」
「休憩中でしたか。申し訳ありません。」
「いいよ。気にしない気にしない。」

置いてあった台を椅子代わりにして腰掛ける。

「で……まずは、気になるところから聞いていこう。何があったの?」
「敦賀さんに告白…。」
「そこじゃなくて、君が恋愛しないっていう理由。お兄さんに話してみなさい。」
「ええっ!?いっ言わなきゃダメですか?」
「うん。ダメ。」
「でも……。」
「でないと解決しないの。いい?辛いことを思い出すかもしれないけどね、そこから直していかないといけないんだ。」
「直らなくていいんですけど……。」
「京子ちゃん。お兄さんに話してみよう。」
「は…い。」

そこから始まった彼女の思い出話し。
彼女は本当にいい子だった。
おまけに大和撫子そのもの。
敦賀君、これをモノにしなかったら非常に惜しいぞ。
彼女に関心する一方で彼女の話しに出て来る幼馴染だという男に腹が立つ。
彼女を散々利用しておいて、あっさり捨てるなんて酷すぎるだろう。
別れ際さえ…いや別れ際だからこそ、キレイに締めくくるもんだ。
それが出来て一人前の男だろうが!!
しかも、今度は未練がましく彼女をおっかけてるなんてバカだろう。
何より彼女がその幼なじみが何故、未だにちょっかい出してくるのかその理由に気付いていないのも問題だ。

「京子ちゃん。そいつ…誰?」
「え…っと。あの……。」
「野放しにしておけないから。」

だってそうだろ。
男として許せん。
女の子を大切にするのは当たり前だろう。
それを家政婦だと?
都合よく使うだけ使ってポイしといて、今更、何をちょっかい出してんだ。
やはり許せん。

「今はそいつの事はいいんです。敦賀さんどうにかしてほしいんです~。」

この際、敦賀君には好きにさせていた方が君の今後の為でもあると俺は思うんだけどね。

「根本から何とかしないと解決しないよ?」
「根本は敦賀さんです~~っ。」

どうやら、先にこの子を何とかしないといけないらしい。

「京子ちゃんは、敦賀君の何がダメなの?」
「夜の帝王なんですよ。有害じゃないですか~。」
「何それ?」
「妖しげな雰囲気全開でせまってくるんです~。」

さめざめと泣く京子ちゃん。
夜の帝王ね。
なんか想像が付くよ。
もう理性のゴムが劣化してるんだろ?
俺が思うに敦賀君の理性はゴム製だったんだ。
伸びる理性ってやつ?
伸び縮みして、何かの拍子で元に戻るんだ。
そんでもう、劣化して伸縮性がなくなっちまったんだろ?
もしくは……切れちゃった。
なんかそんな感じだ。
しかしまぁなんだな、敦賀君も今までよく我慢してたよ。
そんで、この娘は天然なんだな。
さて、どうする?
この子は手強いぞ。
トラウマもあるだろうが、とにかく思い込みが激しい質のようだし。

「京子ちゃん?君さ…敦賀君の事はどう思ってるの?」
「はへっ?」
「敦賀君の事、どう思ってるの?好き?嫌い?」
「えっと……。好きですよ?でも…異性としてじゃありませんから。」
「じゃ、俺の事は?」
「ほへ?」
「俺の事は好き?」
「あの……。」
「もう少し身近な人にしてみようか。そうだな。敦賀君のマネージャさんとか…。彼に好きって言える?」
「……社さん。えぇっとぉ……。うっ……なんでしょう?急に寒気が。何か答えちゃいけない気がするんですけどぉ。」

なんだろ?
ホントに寒気がしてきた。
いずれにしろ答えにくそうだから、相手を変えよう。
単に他の男と敦賀君への思いが同じかどうかを聞きたかっただけなんだけどね。

「じゃ、女の子にしよう?君の一番仲のいい子を思い浮かべてみて。その子の事は好き?」
「大好きですっ!!」
「じゃ、その好きは敦賀君を好きと思う気持ちと同じものかな?」
「ふぇっ?」
「どう?親友への”好き”と敦賀君への”好き”は同じものかな?」
「同じです!!」
「そう。じゃ君が親友にしてる事を敦賀君にもできるかな?」
「えっ!?」

しばらく考えて……顔を真っ赤にした京子ちゃん。
君、何を考えたの?

「無理です!!無理ですーーーーっ!!敦賀さんに抱きつくなんて無理ですーーーーっ!!」
「そんなの試してみないと分らないだろ?」

試して分るもんなのか?
ん?
誰だ?
俺はまだ何も言ってないぞ。
今まで顔を真っ赤にしていた京子ちゃん。
今度はガッチガッチに固まって一点を見つめていた。
その視線の先を追えば……。

「俺はいつでも準備できてるよ。」

無駄なまでにキラッキラに輝いた笑みの敦賀君がいた。
ホントに無駄に輝いてるよ、敦賀君。

「ほら、おいで。」

腕を広げて受け入れ体制も万全だ。
君……いつからそこにいたの?

じりじりと後退していくキョーコちゃん。
されげなく距離を詰める敦賀君。

……えっとぉ、俺、そういう手法は使った事ないけど、それだと逃げるよ、彼女。
案の定、彼女はといえば……。

「……いいやーーーーーっ!!そんな破廉恥なことできませぇーーん!!」

と叫んで、ずんぐりした着ぐるみを着たままとは思えない動きで走り去っていった。
どういう運動神経してるんだ彼女は。

そして、視界の片隅を占拠して徐々に侵略を図ろうとする黒い影。

「貴島君。」

敦賀君……マジで怖いから。
俺は別に彼女に言い寄ろうとかしてたわけじゃないから。
だから凄まないでくれる?

「俺も相談にのってもらっていいかなぁ?」

………はい?
相談?
俺に?

「どうやったら、彼女は落ちると思う?」

ちょっと待て敦賀君。

「手を変え品を変えて、いろいろ試したんだけど、なかなか落ちないんだよね。」

だから敦賀君、彼女は根本的にそこまでいくには無理な性質で、根底から直さないと無理だと俺は思うよ。

「一晩かけて”好きだ”って言い続けたんだけどね。信じてくれなくて。」

だから敦賀君、一晩かけてって…思うに逆効果じゃないか?

「普通、どのくらいで手を出してもいいものなの?」

ん?
なんか言ったか?

「俺はすぐにでも幸せな家庭を気付きたいんだけどね。彼女、強情なんだよね。」

って、いきなりプロポーズかよ。
キョーコちゃんでなくても逃げるって……あ、でも敦賀君相手なら大概は落ちるかもしんないな~。
というか問題、そこじゃないし。

「貴島君、そういうのなれてるよね?」

俺はいきなりプロポーズなんかしないって。
君、極端すぎるよ?

「ここだけの話し、俺にとって彼女は初恋の相手なんだ。10年前に会ったことがあるんだけど彼女は気付いてない。」

ほぉ……そんなことが。

「だからいきなりでもなんでもないよ。」

って、俺の思考を読んでたのかよ。

「俺を妖精の王子様だとか、神だとか、魔王だとかいうんだよね。」

神もなんとなく分る。
魔王もわかる…すごく分る。
妖精の王子様って、キョーコちゃん。君どんだけメルヘンなの?

「人間扱いされてないんだよね。」

いろいろ苦労してんだね、敦賀君。

「こうなったら、俺が普通の人間だって事を教えるしかないよね?」

して、その手法は?

「素肌で感じ取ってもらうのが一番手っ取り早いと思うだけどね?」

無理やりとかやめてね。
それ犯罪だからね。

「うん。そうだやっぱりそうしよう。君を見習って一歩踏み出して見る事にするよ。」

君の考えてる事は一歩どころじゃないだろ!!

「うまくいったら報告するよ。」

いや、聞くの怖いから!!

「じゃまた。」

だから、敦賀君……って早っ!!
悔しいくらいに長い足を駆使して優雅に去っていったはずの彼。
とても高速で移動してるようには見えない身のこなしだ。
しかも、向かった先はキョーコちゃんが逃げていった方向。

ごめん。
キョーコちゃん。
やっぱり、俺には恋愛相談は向かないらしい。
俺、どうもできそうにないよ。
触らぬ神に祟りなしっていうだろう?
敦賀君に睨まれたら、それこそ一生しつこくネチネチやられそうな気がするからさぁ。
とりあえず、またなんかあったら話くらいは聞くから。
うん。
聞くだけだけどな。
それで勘弁して?


それからしばらくして、顔を真っ赤にしたキョーコちゃんをさも当然のように抱き上げて、にこやかに去っていく敦賀君の姿を見たのだった。


俺の恋愛相談は、新たな形で失敗記録更新した。




ども。
スイッチの続きです。
実はこれ、いろいろ繋がってます。

スイッチ』⇒『貴島君の恋愛相談室(この記事です)』⇒『甘いワナ』⇒『モノマネでいってみよー!』⇒『お花畑シリーズ』と繋がっています。
ええ、繋がってたんです。

ちなみにお花畑シリーズは…一応続編考えてます。
いつになるかわかりませんが、お付き合いいただけるとうれしいです。

注意が一つ、記事内のリンクはアメーバブログに飛ぶようになっています。
すこしずつ直したいのですが、携帯ユーザーなのと記事が多くてなおせてません。
お話は繋がってますが、けっこう修正してるので、FC2内の記事でお読みいただいた方がいいです。
あちらの記事はアメンバーじゃないと読めないしね。
お手数かけますがよろしくお願いいたします。


ではまた。



月華


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

げっか(月華)

Author:げっか(月華)
蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
552位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
二次小説
259位
アクセスランキングを見る>>
フリーエリア

バナーリンク完了
画像つきリンクはバナーをお持ちのサイト様のみとさせていただきました。
私の実力的に無理なんで、すいません。

スキビ☆ランキング様
↓↓↓↓
スキビ☆ランキング様

妄想☆爆走ビート~スキップなんかじゃいられない 妄想☆爆走ビート マサシ様


ド素人のスキビブログ18禁様
ド素人のスキビブログ18禁 氷樹様


艶やかな微笑様
艶やかな微笑 peach tea no1様


桃色無印様
桃色無印 きゅ。様


pink@ピグ様 pink@ピグ きゅ。様


*ソラハナ*様
*ソラハナ* MOKOM様


SKB様

SKB Agren様


THE SACRED LOTUS 天音蓮華様

THE SACRED LOTUS 天音蓮華様


Kierkegaard様
Kierkegaard perorin様


蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」 (風月のスキビだより) 風月様
蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」 (風月のスキビだより) 風月様


サイト名:月と蝶
URL:http://tukitocho.blog.fc2.com/

よかったらアメブロへもどうぞ。
http://ameblo.jp/pochiouji/
月と蝶
携帯でもどぞ。
QR
月にとまった蝶々様カウンター
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。