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俺と彼女と彼等の実情 1

俺と彼女とシリーズのアナザー編です。
月華の当初からの設定でお送りします。
『俺と彼女と彼女の事情』をアナザーように少し直しました。
内容は一緒、文章もほぼいっしょ。
切り離して読んで下さいまし。
ちなみに尚をお兄ちゃんにするつもりでしたが、変更します。
尚とレイノは二卵性の双子ちゃんです。
なんかその方が自然だし、あまりなさそうな設定だから!!
そんなもんで、アナザーです。



俺は敦賀蓮。
LMEグループの傘下であるこの会社の東京支社を任されるようになって一年が過ぎた。
仕事にも部下にも恵まれ、忙しいながらも充実した毎日。
そんな風に心に余裕があったからなのか、俺は恋をした。
秘書室に今春から配属になった新人秘書の最上キョーコさん。
気立てもよくて、控えめで、しかしながらよく気も利く。
仕事は正確で早い。
笑顔もかわいい。
疲れた時に彼女が笑顔を添えて出してくれるコーヒーは最高に旨い。
おまけに料理の腕もプロ級。
ろくに昼食を取らない俺に彼女がわざわざ作ってきてくれた弁当は、最高にうまい。
噂によると社内でひそかに交わされている人気ランキングでは早くも上位に食い込んでいるらしい。
ちょっとマズイかもしれない。
いや、ちょっとどころじゃない。
馬の骨が現われて彼女を掻っ攫っていかないうちに何とかしないと。
とにかく、今のうちに彼女を捕まえておかないと厄介な事になりそうだ。
今日は仕事も早く上がれそうだし、今日あたり食事にでも誘ってみよう。
そしてあわよくば……告白も……いや……プロポーズか?
いやいや、いくらなんでもとばし過ぎだろう。


そんな事を考えながら過ぎた就業時間。(支社長、なにやってんの?仕事しろ)


取引先との商談も上手く纏まり、秘書二人を伴っての外出先から帰社した。
俺に同行した秘書は大学時代の先輩であり、秘書室長を務めてくれている社さんと、俺の想い人最上さんだ。
今日の業務は終わりだ。今日、思い切って彼女を食事に誘ってみよう。
告白はまだ早いかもしれない。
ならば、これから少しずつ彼女とのプライベートな時間を増やして、少しずつ彼女に近づいていこう。
近い将来、彼女との明るい未来が開けるように。
まずは今日の一歩から。
俺の明るい未来は君ともにある。



地下駐車場に辿り着いたところで、異変に気づいた。
誰かいる。


「蓮……あれ。」


助手席にいた社さんも気がついたようだ。
見慣れない派手な外車が来客用のスペースに置かれていた。
その車に寄りかかりこちらを見つめる二人の男。
誰だ?
車も派手だが、彼ら自身も負けず劣らずの派手さだった。
派手な上に見目もいい。
かなり整った顔立ちをしている男達。
一人は金髪の不適に笑う男、一人は銀髪の気だるげな様子の男。
男二人が、こちらに向かってゆっくりと歩いてくる。
なんだ?

「あ……っ!!」

警戒していたら、彼女、最上さんが、声を上げた。

「支社長!!申し訳ありません。私、これで失礼してもよろしいでしょうか?」
「えっ?」

最上さん?

もちろんもう就業時間は過ぎている。
仕事も滞りなく終わり、後は帰るだけだったのだ。
問題はないけれど、彼女を誘うのは次にするしかなさそうだ
でも……。
彼女は彼らに気づいているのか?
もし、彼等が何かよからぬ事を考えている連中だったら?
とにかく今はマズイ。
止めなければ!!

「待って最……。」
「キョーコちゃん!」

声をかけた時には既に彼女は車外に出ていた。
ピョコンと効果音がでそうな、それでいて見本のようなきれいなお辞儀を一つして彼女は小走りに走っていった。
そう、さっき俺が警戒していた男達の元へと。

『最上さん?』

「尚!レイノ!」

彼女が彼らの名を読んだ。
知り合い!?
まさか、どちからかが恋人とか?
でも、彼女には付き合っている男はいないと聞いた。
彼女から何気なく聞き出したのだ。
恥ずかしがりながら話す彼女の姿には嘘はなかったはずだ。
だからいずれは告白するつもりでいたのだ。
それなのに、この現状はなんだ?
奴等は何者なんだ。
彼女を追おうとして車外に出た俺は、その場に立ち尽くすしかなかった。

「おせーよ。キョーコ。」
「どうしてここにいるの?」
「お前が遅いから迎えに来た。」
「家で待ってって言ったでしょう?」

親しげな様子で話す彼ら。

「キョーコ。ただいまの挨拶がまだだ。」
「ただいまの挨拶って。ここは日本なのよ?いくら海外暮らしが長かったといっても……日本じゃキスなんて。」
「俺たちの習慣だろ?母さんと父さんはよくて、なんで俺らがダメなんだよ。」
「そういう問題じゃないわよ。それにまだ。うちについたわけじゃないじゃないの。」
「「キョーコ。」」
「もう。仕方ないなぁ。」
彼女に頬を寄せる男達。
それでも届かなくて彼女は爪先立ちで伸び上がり、金髪男の頬にキス一つ、もう一人の銀髪の男にも同じようにキスをした。

「ただいま」
「「おかえり。」」

男二人もまた彼女の頬にキスをした。
二人に挟まれて同時に頬にキスをされ、嬉しげに微笑む彼女。
その瞬間、頭をハンマーで殴られたような気分を味わった。
なんなんだ、これは?

「あっ……思い出した。どっかで見た顔だと想ったら不破尚とレイノだ。」
「え?」

最上さんを追って、車から一緒に飛び出した社さんが、俺の隣に並びそういった。
社さんは彼等を知っていた。

「お前、興味なさそうだもんな。芸能人だよ。二人とも人気のロック歌手だ。」
「は?」

そんな二人が、どうして最上さんと?
もしかして……それが理由で彼氏がいる事を隠していたとか?

「あっ、支社長!社室長!すいません。ご挨拶が遅れました。」
「あ………ああ……。」

慌てた様子の彼女。
挨拶なんて、どうでもいいんだ。
君と彼等の関係は何?
俺は君が好きなんだ。
だから、彼等が恋人だなんて言わないで。
どうか、言わないで。
そんなの聞きたくないよ。
可愛らしい笑顔で残酷な事は言わないで。

だが神は俺を見放してはいなかった。
彼等は……。

「弟の尚とレイノです。」

弟?
彼等は君の弟。
俺はホッとして胸を撫で下ろした。

「ほら、二人ともちゃんと挨拶して。どこの世界でも挨拶は基本でしょ?」
「「どうも。」」

感情のこもっていない、ぶっきらぼうな挨拶。
好意のカケラもない。
むしろ敵視されているような気がするのは気のせいか?
いや、気のせいではない。
落ち着いてよく見ればいろいろ見えてきた。
軽く頭を下げた後の二人の顔。
俺を見る視線。
まるで”彼女に手を出すな。”と言っているように見える。
多分、言っているのだろう。
これは牽制だ。
俺に対する敵意だ。



俺と彼女の弟達との戦いのゴングが打ち鳴らされた瞬間。



これから先・・・彼女をかけた”子供同士の争い”のような低レベルな争奪戦を繰り広げることになろうとは、この時、俺自身まだ気づいてはいなかった。







アナザー様に少し修正。
月華は尚もレイノも好きです。
尚ちゃんとレイノがキョーコを守るナイトになってくれると嬉しい。
王子様は蓮しか考えてないけど。


そんなわけで、こっから先も月華ワールド。
『俺と彼女と彼女の事情』とは別物として読んであげて下さい。

それではまた。



月華。


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