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桜…花びら舞い散る

数ある桜の曲。
その中から選びました。
誰の曲だか分かるかなぁ。
分かったら教えて下さいね。
きっとみんなも知ってる曲です。
ちなみに都合のいいところだけ抜き取りました。いつもそんなもんです。
あはは。

ではでは、どぞ。



『桜…花びら舞い散る』



「あ……花びら……。」

彼女と二人、ロケ先で得たオフを過ごすべく、ドライブへと出かけた。
季節は春。
天気も良好で、太陽が柔らかく照らす。
フロントガラスに一ひらの薄紅色の花びらが舞い降りた。

「敦賀さん、止めて下さい。」

ブレーキペダルを踏み、路肩に車を寄せた。
彼女は助手席から降りると、フロントガラスに回り込むとそっと花びらを手に取り、車内へと戻ってきた。
彼女の手には………。

「桜だね。この辺には……桜……見当たらないけど。」
「そうですね。……君はどこの桜(こ)なの?」
「探しに行ってみようか。」
「はいっ。」

俺の隣で桜のように可憐に笑う彼女がいる。



山沿いの道を選んで、しばらく走ると山の斜面を淡く緋色に染める桜の木々を見つけた。
満開の時を過ぎ……花びらが宙に舞う。
まさに花吹雪だ。
たくさんの花びらが風に吹かれて行く。
視界さえ、薄紅色に染めんばかりの花びら。
それは桜の花が己の最後の時を飾る情景。

「わぁっ!!」
「凄いね。」

ちょうど良く駐車できるスペースを見つけ、車を止めた。
車から降りて、上を見上げれば、無数の花びらが天を覆い尽くす。
桜の花びらの舞う幻想的な世界。
どこか違う世界にでも迷い込んでしまったような気にさえなった。
ぎゅっと温かな手が俺の手を握り、俺もその小さな手を握り返した。

「大丈夫。どこにもいかないよ。」

もし、この桜にどこか違う世界……例えば君が好きな妖精達の住む世界に誘われても、俺と君は一緒だから。
この手はもう二度と離さないから。
それでも、まだ安心出来ないのか、俺の腰に抱き着いてきた彼女。

「キョーコ?」
「また……私を置いて行っちゃう気がしたんです。」
「また?」

頷いた彼女。
俺は彼女の前から消えた記憶がない。
少なくとも”敦賀蓮”は、いつも彼女の側にいた。

「…………コーン。」

それは幼い頃に君が付けた名前。

「コーン。会いたかったの。」
「………キョォ……コちゃん??」
「ほら、やっぱりコーンだ。」

彼女は泣きそうな顔で微笑んだ。

「……どうして?」

いつから君は、俺に気が付いていたの。

「桜が貴方を連れて行ってしまうような気がしたの。コーンみたいにどっかにいっちゃうんじゃないかって……。そう思ったら……貴方が……コーンに見えたの。」

桜が舞い散る。
桜の香りに誘われて、記憶が舞い戻る。

”コーン”
”キョーコちゃん”

君と過ごした大切な思い出。

”どうか、そのままの君でいて。”
”どんなに時が経っても……君だけはそのままでいて……。”

あの頃、そんな思いで別れた。
そして今、俺の側には変わらないままの君。

「もう……離れていかないで。」

もう離れるなんて……無理だよ。
その辛さは痛い程に味わったから。
もう君を手放すなんて無理だ。

「じゃあ……、離れなくても済むようにおまじないしようか。」

それは幼い頃……君に恋をした俺が最後まで言えなかった呪文。

「キョーコちゃん、俺のお嫁さんになって。」

唱えた呪文は、彼女が新たな呪文を唱える事で願いは叶う。

「はい。」

願いは叶う。



カメラのレンズの向こう。
桜舞い散る世界で二つの影が重なり合って、やがて、桜の花びらが彼等を隠す様に覆い尽くす。
あまりの美しさにシャッターを押しつづけたけれど、これ以上は踏み込むなと桜が言う。

「心配しなくても雑誌社に売ったりはしないよ。俺は普通のカメラマン。目の前に綺麗なものが合ったから撮っただけ。」

そんな独り言のような呟きを聞き入れたかのように、桜の花吹雪が弱まる。
またカメラを構える。
桜達は彼等を美しく飾っていた。
また……シャッターを押した。



「そろそろ、戻ろうか。」
「はい。……あっ!ちょっと待って。」
「?」
「この子を帰して上げないと。」

上着のポケットから取り出したハンカチ。
折られた面を広げると、そこにはひとひらの花びら。
俺達をここに導いてくれた最初の花びら。

「さぁ、お帰り。」

彼女が手の平に乗せて、天に翳す。
風が彼女の手から花びらを攫う。
花びらは天に舞い上がり、たくさんの花びらに紛れていった。



”ありがとう……。”



それから数週間後、俺と最上さんは社長に呼び出された。

「お前らにだとよ。」

封書が手渡された。
マチ付きの大型のものだ。
裏を返せば、聞いたことのある……カメラマンの名前が記されていた。

「悪いが、先に確認させて貰ったぞ。」

中を開ければ……。
写真とネガだった。

「どこでどう見られてるか、分かったもんじゃない。……居合わせたのが、彼で良かったな。」

写真はあの日のもの。
舞い散る桜の中で共にある事を誓った時の……。
手紙が添えてあって、勝手に撮ってしまった事を詫びる文が書いてあった。
そして、”おめでとう”とも。

「……綺麗。」

写真は何枚もあった。
中でも一番目をひいたのは、彼女が桜を宙へ帰す写真。
二人で桜の花びらを見送った場面。
撮った人間の優しささえ窺える……そんな写真。

「彼に……連絡は取れますか?お礼を言いたいのですが。」

「好きにしろ。」

社長が差し出した名刺を受け取った。

「敦賀さん。私もお礼を言いたいです。」

彼女はあの日と同じ笑顔で写真を見つめていた。



「敦賀君。京子さん。おめでとう!!」



その言葉と共に彼が再びシャッターを押したのは、一年後の……桜が舞い散る春の日の事。



桜舞い散る季節に……。






何かいろいろ中途半端。
設定あまいし……でも、素人だからしかたない。

何の曲か解りましたか?
……原形をとどめていません。
本当は切ない曲だから。
でも好きな曲です。

桜って咲いてる時も綺麗だけど、散る時すら、綺麗ですよね。
ぽちの大好きな桜の名所があるんですが、そこはまだ蕾でした。
山なんで。
すごくきれいなの。
山だから山頂と下の咲き具合が違うの。
車で頂上を目指すんですが、そこも桜並木です。
桜吹雪を堪能しながら登り、上で満開の桜を見る。
最高です。



岩手県の展勝地も素敵です。
いろいろありましたが桜は変わらずに咲いてくれています。

桜を見る余裕なんてない方もいるでしょう。
でも、せっかく一生懸命咲いてくれた桜だから私は見ておきたい。
今年はガソリンも正直勿体ないから、そう遠くへは行けないけど………。



桜……来年は、穏やかな気持ちで見れるといいな。
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1 ■夜中に読んだのだけど・・・

今になって、なんとなくパッと浮かんだ曲がケツメだった(・ω・)

2 ■大当たり!!!

>Regulusさん


良かった。
気づいて貰えないかと思った。
あんまり、シチュエーション違うから。

あれ、昔の彼女を思うせつない曲なんで。

気づいてくれて、ありがとうございました。
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げっか(月華)

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駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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