素直な気持ちで……。

二日遅れのハピバ企画。
蓮様おめでとう!!
本誌でも手に入れられる日は近いかもしれない。
ちょびっと本誌ネタ入ってますが……………多分読むでわかんないと思う。
それでもOKな方はどぞ。


『素直な気持ちで……。』



朝……目覚めると、隣にいたはずの温もりがなかった。
飛び起きて周りを見るけれど、愛しい人の姿はない。
昨夜、手にしたものは……幻?
そんなはずはない。
昨夜、彼女と一緒に過ごしたんだ。



日付が変わって、俺の誕生日が来て……彼女が言った。
「お誕生日、おめでとうございます。」
去年も、その前の年も、その前の年も……変わらない。
だけど、年をおう毎に何かが、重なっているような気がする。
ここ数年、一番に彼女が俺の誕生日を祝ってくれた。
メールが電話になって…去年からは一緒に過ごしてくれるようになった。
俺が一番欲しいものは、まだ手にできていないけど、こうして君と同じ時間を過ごせるのは、うれしい。
俺にとっては君と過ごせる特別な日。
それだけで幸せだった。



「敦賀さん……。」
「何?」
「まだ私を好きでいてくれてますか?」
好きに決まってるよ。
好きで好きで気が狂いそうなくらい好きだ。
「プレゼント……思いつかなかったんです。」
「もう貰ってるよ。君に一番に祝ってもらえた。……君と過ごせるこの時間が俺にとっては最高のプレゼントだよ。」
今の俺にはそれだけで……。
「去年も同じ事をおっしゃってましたよ。」
「そうだね。」
でも本当だから。
「ずっと考えてました。あなたが一番ほしいものは何かって……。」
「…………。」
一番欲しいのは君。
俺が欲しいと思うのは君だけだよ。
君しかいらない。
君だけが今の俺の支え。
君と過ごすこの時が、たとえ『恋人同士の甘い時間』ではないのだとしても、掛け替えのないもの。
君の存在は一秒毎に大きくなる。
君との距離は……近くて遠い。
手を伸ばせば触れられる程に近いのに……触れてはいけない。
触れたら……きっと君の意志に関係なく、掻き抱いてしまうから。
二度と手放したく、なくなるから。
君が好き過ぎて……壊れてしまってるんだ。

「君が好きだ。」

それは俺の心の叫び。
もう否定しないで。
どうか、壊さないで。
受け入れなくてもいいから………。
不安な気持ちで、彼女の言葉を待つ。
「私は気付かないふりをしていたんです。ずっと……もう何年も。」
「………。」
「あなたの思いにも、私自身の気持ちにも……。鍵をかけてしまっておいたんです。たくさん鍵をかけて閉じ込めていたのに、あなたが……全部開けちゃって。最後の鍵が開けられたのは……もう何年も前です。いくら鍵をかけ直しても、その度に開けてしまうんですもの。あなたにはかないません。」
「最上さん?。」
「私はあなたに恋をしています。DARK MOON撮影終了間際にはもう自覚してましたから……随分長く片想いしていた事になりますね。」

えっ!?どういう事??

「怒ってらっしゃいますか?……怒ってますよね。だって、もう何年も経つのに……あなたに嘘ついてきたんですもの。好きだって言って下さったあなたに、応えなかった。あなたは誠実で、好きだっていう気持ちも本物だってわかってたのに。………怖かったんです。とても。」
過去の傷はそれ程に深かったんだ。
それでも彼女は、それを乗り越えてくれた。
乗り越えて、俺に向き合ってくれた。
俺をまっすぐに見つめて。
「あなたが好きです。こんな私でよければ、お付き合いして頂けますか?」
奇跡だと思った。
一番……欲しかったもの。
一番大切に思っていた宝物のような君が……。
「君に触れてもいい?」
「はい。」
「君を抱きしめても?」
「……私なんかでいいんですか?」
「君がいい。君でなきゃダメなんだ。」
手を伸ばして頬に触れても、彼女は消えたりしなかった。
引き寄せて、この腕に抱いても、彼女は拒まなかった。
背中に回された彼女の腕。
………嘘じゃない。
やっと手に入れた。
やっと………。
「ずっとそばにいてほしい。」
「はい。」
この日………二人でたくさんの話しをした。
自分の事……両親の事、俺が背負う罪も……何もかも彼女に話した。
嫌われるかと思ったけど、そんな事はなくて。
「先生はやっぱり素敵なお父さんなんですね。お母さんも。」
「そうだよ。どんな事があっても、俺を愛してくれてたよ。役者としても目標だった。未熟だった俺が目指すには理想が高すぎてね。無理しすぎて自滅した。なまじこんな顔だから、誰も俺の中身までは見てくれなかったし。」
「外見はご両親と神様からのプレゼントですよ。希望して得られるものじゃないんですよ。…それとも実は自慢してます?」
クスクス笑う彼女。
辛かったはずの昔の話しをして、こんなにも穏やかな気持ちでいられるのは、やっぱり彼女の影響なんだと思う。
「う~~ん。君がこの顔が好きだって思ってくれてるなら、自慢してもいいかな?」
「じゃあ自慢してください。」
やっぱり、彼女はすごい。
これから先も君と生きていきたい。
ずっと……。
「私、家族ってよくわからないんです。ものこごろついた時には父と呼べる人はいませんでしたし、母は……どんな仕事しているかすらもわからないんです。」
「聞いた事…ないの?」
「一度だけ……聞きましたけど、答えてもくれませんでしたから、それからは一度も聞いた事はありません。」
「そうか……じゃあ、そのうち、俺が家族になってあげる。結婚して君が母親になる日がきたら、少しは君のお母さんの気持ちが分かるようになるかもしれないね。……大丈夫、俺もいるから。」
「はい。」
ベッドのヘッドボードに枕やクッションをたてかけて、そこに背を預けたままで、俺達はいつのまにか眠りに落ちていた。
手に入れたばかりの彼女の温かな手を握りしめたままで…………。



目が覚めると体勢は昨夜のままだったけど、毛布が肩までしっかりかけてあった。
隣には彼女の気配は無くて、俺はベッドから飛び起きた。
リビングにいくと、昨夜、そのままにしてあったテーブルの上の食器がすべて片付けられていた。
キッチンも既に片付けられていて、彼女の姿はなかった。
彼女はこの部屋のどこにもいなかった。
まさか、帰った?
時計を見れば7時にもなっていない。
今日、俺の仕事は夕方から、彼女はオフ。
何やら作意的なものを感じるけれど、動き出すにはまだ早い時間と言えた。
彼女はどこに?
「………。」
俺の身体は自然動き出し、マンションを飛び出していた。
彼女を求めて。
2月の寒空にコートも着用ぜずにいる様は異様とも言えた。
せめてもの救いはパジャマじゃなかった事……昨夜はそのままで寝てしまったから。
おまけに携帯電話の存在さえ忘れてた。
戻るのも煩わしくて、彼女が行きそうな場所まで全力で走る。
後少しで駅というところで、歩いてくる彼女を見付けた。
「えっ!?」
彼女も俺を見付けてくれた。
俺は彼女に走り寄り、抱き締めた。
温かい。
よかった……いてくれて。
「……ちょっと敦賀さん!ひっ人が見てます!!……って……コートも着ないで何やってるんですかぁ!」
「君がいないから。」
「買い物に行ってただけですよ。スーパーは開店前だし、コンビニまで。」
「帰ったのかと思った。」
「と………とにかく戻りましょうっ!」
朝7時。
通勤途中の中年男性が唖然とした様子でこちらを見ていた。
「と…とにかく放して下さい。」
「いなくならない?」
「なりません!お財布以外の荷物は貴方のマンションにあるのに……。」
荷物……そう言えば、リビングのソファに彼女のバックが置いてあったような気が………。
本当に彼女しか見てなかったようだ。
「もう。仕方ないですね。ほら、屈んで下さい。」
彼女は自分のマフラーを外して、俺にかけてくれた。
「君が風邪を…。」
「コートも着てないくせに何言ってるんですか!?それに少しは顔隠さないと。」
「ありがとう。」
「早く戻りましょう!」
彼女に手を引かれてマンションに戻る。
……君も芸能人なんだけどね。
さっきの男性……ショックを受けてたみたいだよ。
多分『京子』のファンだったんだと思う。
「そういえば、俺カードキーも忘れてきた……。」
「っ!!私が借りたモノがありますっ!!もうっ……そんな格好で外にでるし。」
「さすがに寒いね。」
「当たり前ですっ!早く中にはいって暖まらないと。」
「うん。すぐに暖かくなる方法があるよ。」
「?」
「君が俺を温めて。……ご飯はその後でいいから。」
「へっ!?」
マンションの前…固まる彼女の手からカードキーを抜き取ってセキュリティを解除して、今度は自分が彼女の手を引いて中に入る。
エレベーターに乗り込んでから彼女を抱き寄せた。
外気に晒されたコートは冷たかったけど、彼女という存在が俺の心を満たしてくれる。
「優しくするから……ね?」
「あ……朝から何を……。」
「何って……。」
「いっ言わなくていいですぅ~~~っ。」
「じゃあ、承諾という事で。」
「~~~~っ!?」
俺が一番欲しかったもの。
一番欲しくて、やっと手に入れたもの。



素直な気持ちで君を好きだと言えるようになってから三度目のバースデー。
最高のプレゼントを手に入れた日。







……………というわけでお粗末でございます。
本当はクリスマスに用意していたネタ。あははは。そしてイメージはデカイ犬!!
クリスマスのとある曲から思いついたんですが、絶対わかんないだろうなぁ。切ない曲を無理矢理ハッピーに持ち込んでみようかと思って。あはは。

肝っ玉の去勢は済んでいる。
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過去素直に三回押したら、宴会に私が三人カウントされてた。
素直。


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70サイト位参加されてるから。
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1 ■これは砂を吐く( *´艸`*)

きゃー!
リク通りの甘甘ssをありがとう☆
 
両思いなのに片思いばりに一方的に蓮→キョ
んーー、こうでなくっちゃ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

イメージはでかい犬w
わかるわ…
いつまでもどこまでもあとをついてくるものね
きゅーん(^ω^)

あ、昨日送ったメッセージ見た?
「○所」がキーワードになって迷惑箱に入ってなきゃと心配してますが

2 ■かめ・さんのおかげで書けたよ。

>かめ・さん


なんとかぁ。
ちょい長めになりましたけども。

甘甘砂吐き……難しい!
長い長い片想いの末……ってひどくね?とか思いながらも続行!!



さらに書けば書くほどに長くなる、ラストまでの道のり……ちょと苦しかった。笑。

とりあえず書き終えたのでよかったと一安心。


あれ?返信はしたんですが………私のがひっかかったかな?もしかすると。
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蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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