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恋心 Lesson16 ……ひとまず完結

迷った末にアップ。
なんなの?この不完全度合い。
だから駄文なんだよなぁ(T-T)
すんません。限界です。
読んでやってもいいぜという心優しい方……どぞ。
蓮先生………へっぴり腰はどこに忘れてきた!?
……石投げちゃいや。




『恋心 Lesson 16』



去る者追わず…を繰り返した俺の恋愛遍歴。
あんなものが恋愛と言えたのか?
少なくとも俺から望んだ事はない。
俺は多分……好きと許容範囲の区別がついてなかったのだと思う。
それを自覚したのは、君に出会ってから。
これが俺の初恋。
初めてなんだ。
こんなに人を好きになったのは。
色んな恋があるのだと思う。
俺の君へ恋は、甘くて、切なくて、優しくて、穏やかで、温かくて……まるで、君の好きなミルクティーみたいだ。
恋はミルクティー。
俺の初恋の味。



知ってたけど………、高級マンションのワンフロア丸ごと君んちって……お嬢様だったんだね、君。
家具も全部、高級そうだ。
玄関からリビングまで散り一つ、ごみ一つない。
お手伝いさんとか、いるのかな?
「先生。どうぞ座ってください。」
「うん。ありがとう。」
促されて皮張りの高級ソファーに腰を下ろす。
「あっ……。そういえば先生、パパのせいで朝ごはん…まだ。」
「食べなくても平気だから、気にしないで。」
「ダメですっ!!朝はちゃんと食べないと!!ちょっと待ってて下さい。すぐに用意しますから。」
彼女は奥に引っ込んでいく。
あっちがキッチンか。
今日はラッキーだ。
朝から彼女と二人で過ごせて、彼女の手料理まで味わえるなんて。
情けない話だけど、昨日の騒ぎや、今日のお父さんとの事がなかったら、こんな事にはならなかっただろうな。
キッチンからは何かを調理する音とパタパタというスリッパの音が聞こえる。
程なくして、トレイを持って笑顔でリビングにやってきた最上さん。
白いフリルのついたエプロンが新妻のようだ。
「お待たせしました。……急いだので、こったもの出せなくてすいません。」
いや、もう君が俺の為に作ってくれたってだけで十分だから。
何より、君の料理の味は既に保障済みだし。
彼女が用意してくれたのは、サラダにスープにほうれん草入りのスクランブルエッグ、こんがり焼いたトースト。
トーストには小さな器に入ったバターとジャム……。
「それ紅茶のジャムなんですよ。」
「そんなのあるんだ。」
「私のお気に入りです。」
こんな他愛もない話さえ、嬉しいと思う。



彼女の料理は……スクランブルエッグと言えど旨かった。
卵のふわふわ加減も味付けも。
……いつか、君の手料理を日常的に味わっていられるようになりたいな。
まぁ……それも今日の頑張り次第かな。
ヘタレてなんかいられない。
彼女のお気に入りだという紅茶のジャムは香りも良くて、甘過ぎず、上品な味がした。
「美味しいね。」
「先生も気に入りましたか?……良かった。」
「ジャムもだけど、全部美味しいよ。俺の為に最上さんが作ってくれたものだしね。幸せな気分だよ。」
「せっ…先生?………あっ………わわわわわわ私、コーヒー用意してきますぅ。」
そういって最上さんはまたキッチンへ。
逃げなくてもいいのに。
「仕方ないか。」
時間はたっぷりあるし、ゆっくり落とすさ。
最後に残ったトーストのかけらを口に収める。
焼き加減も絶妙だよなぁ……とか、いつになく余裕を構えつつ、飲み込んだ。



マスターのコーヒーを飲み続けて、多少わかるようになったその味。
『最上さん……君は器用だね。マスターに負けてないよ。素人の俺がいうのも変だけど。』
プロも認める彼女の腕前。
カフェの メニューには彼女考案のものがいくつかあって、最近では、必ず一品は最上さんのレシピによるものが俺の朝食になっていた。
彼女の味を毎日堪能していたわけだけど、やっぱり、本物にはかなわない。
君が俺の為に作ってくれた料理、俺の為に煎れてくれたコーヒー。
君が一番なんだ。



教師とか、生徒とかもう考えたくない。
俺は君を好きになった。
ただそれだけ。
君は?
……君から直接、聞きたいんだ。
君の本当の気持ちを。
君は俺をどう思ってるの?
……そんな逸る気持ちを抑えて、様子を見る。
彼女が逃げてしまわないように。
緊張した最上さんは、さっきよりも少し離れた位置に座っていた。
まずは、この距離を縮めなきゃ。
「最上さんって、ハーフなのかと思ってたけど……。」
「クォーターです。」
「そうなんだ。納得。だから名前がカタカナなんだね。珍しいなと思ってた。」
「……先生。今、ママにもパパにも似てないとか思いませんでしたか?どうせ、私はどっちにも似ない平凡な顔ですよ。」
「思ってないよ。そんなこと。」
「嘘です。」
「最上さんは可愛いし、美人だよ。」
「嘘ですっ!!」
ぷいっとそっぽを向く彼女。
そんな仕種さえ可愛いと思ってしまう。
君に触れたい。
今すぐに……。
「嘘じゃないよ。じゃぁ……顔、見せて?」
そっぽを向いたままの彼女の頬に手を当てて、こちらを向かせる。
「せっ…先生!ちっ…近いですぅ~。離れてください~~。」
「こうしないと確認できないよ。」
「何の確認ですかっ!?」
「どこが可愛くないのか、美人じゃないのか、分からないからもっと近くで見せて?」
「ーーーーーーーーっ!!」
「可愛いね。最上さんは。」
「先生は破廉恥です。」
真っ赤になった最上さん。
本当に可愛い。
可愛くて、どうしようもない。
もう、君への想いを言わずにいるなんて無理だ。
無理だから、聞いて欲しい。
「最上さん。このままで、聞いてくれる?」
手は彼女が顔を背けないように、頬に添えたまま。
俺の目は、彼女が目を逸らさないようにじっと捕らえたまま。
……離さない。
………逃がさない。
「俺ね。春に一人の女の子に恋をしたんだ。一目ぼれ。」
「………。」
彼女の瞳が一瞬、揺らいだ。
「その子は大きな桜の木の下で泣いていた。悲しいことがあって泣いていたのに、俺は…キレイだって思ったんだ。」
泣きそうだった瞳が、大きく見開かれる。
半信半疑な様子の君。
「次に彼女に会った時、髪型も髪の色も変わっていたけど、すぐに彼女だって分かった。」
「………。」
「その子を自分が通っているカフェで見かけた時は運命だって思った。……休みの日にはカフェに来ることがあるって知って、休みの日はカフェで時間を過ごすようになった。来るか来ないかも分からないのに……ね。」
「先生?」
「その子が休みの度にカフェに来るようになったんだ。カフェで……同じ空間で過ごせるだけで幸せな気分になったけど……それ以上近づけなくて、同じくらいせつなくなった。」
……言いながら、改めて自分のヘタレ具合を認識する。
多分……これが本当の恋なんだ。
「いつも、そんな風に見てたんですか?」
「うん。窓際の席でお気に入りのミルクティーを手にして嬉しそうに笑う君を見てたよ。学校でも気がつくと君を探してたよ。」
「……破廉恥です。」
「お互い様かな?……君……俺の事”シカン”してたよね?……だってあそこに……随分とリアルな俺の人形が……。」
さっきから気になって正面の飾り棚の上……品良く並んだ置物に混じって、異質な2体が目についていた。
俺が指し示す方を見た最上さん。
一瞬固まって……。
「っ!!!!部屋に置いてたのに………なんでーーーっ!?」
棚の上にはカフェでのラフな姿の俺と学校でのスーツ姿の俺の人形が2体。
一目で俺だって解ったよ。
相当…観察しなきゃできないよな。
最上さんは慌てて立ち上がろうとしているけど……放さないよ。
「ねぇ、最上さん、どうして、カフェに来るようになったの?どうして、あんなに動揺してたの?最上さん?どうしてあんな人形作ったの?」
「……先生が、先に言ってください。肝心な事言ってませんよ。」
「そうだね。……俺は君が……。」
……告げようとした途端、唇に柔らかな感触。



一瞬、触れただけのキス。
ほんの一瞬の出来事。
だけど……俺には永遠にも思えた。



彼女からのキス。



「それが私の答えです。………もう知りません!」



素直じゃない君。



「コーヒー冷めちゃいましたね。……煎れ直してきます。」
顔を真っ赤にしたままの君。
「これはいいよ。このまま頂くから。」
「でも……。」
「ミルクティー……。」
「えっ?」
「煎れてくれるなら、ミルクティーがいいな。」
俺と君の恋の象徴。
「……待ってて下さいね。とびきり美味しいの煎れてきますから。」
ふたたびキッチンに消えた彼女。
楽しそうな鼻歌まで聞こえて来る。
数分後、二人分のカップをトレイに乗せて眩しい笑顔で戻ってきた彼女。
カップの中はもちろん彼女の好きなミルクティー。



「どうぞ。」
置いてくれたティーカップの中身はカプチーノ仕立てになっていて、茶色のパウダーがうっすらと散りばめられている。
シナモンパウダーのようで、すごくいい香りだ。
見た目も可愛らしくて、まるで彼女みたいだ。
「お砂糖はお好みで。」
シュガーポットをとなりに添えてくれたけど……スプーンがない。
代わりにソーサーには見たことのないものが添えられている。
木の皮のようなものが、クルンとロール状になった細長い何か。
マドラー?
「シナモンスティックです。シナモンミルクティーにしてみました。それで掻き混ぜ飲んでくださいね。」
「シナモンって……こんななんだ。始めて見たよ。」
言われたようにシナモンスティックでくるくると掻き混ぜてみる。
………シナモンの香りが程よく嗅覚を刺激した。
「……最上さん。お願いがあるんだけど。」
最上さんが俺の隣に座り、自分の分を手にしながら俺の様子を窺っているのを視界の片隅に捕らえた。
「これを飲んだら……もう一度キスしていい?」
「えっ?」



少しの沈黙の後、彼女は小さな声で承諾してくれた。



改めて、向き合うとドキドキした。
……瞳を閉じた君。
長い睫毛が微かに震えている。
緊張してる?
俺もだよ。



触れた唇。
ほのかに香るミルクティーの香り。
初めてのキスの味は?
……って、耳にする事がある。
俺と君のキスの味はこれから先もずっとミルクティーの味がするんだろう。



ミルクティーみたいな俺と君の恋。
この先、どんなに時が経っても、俺は君に恋をし続けるのだと思う。
忘れない……恋心。
いつまでもずっとミルクティーみたいな恋をしよう。
君と二人で。









というわけで。
完結です。
続編も考えてるんですけどね。←懲りてない。


しかし………前にも言われたが………LOVER'S NAMEさんのところに掲載させてもらったものとでは別人………っていうあれは、設定の粗雑さだなぁ。


すんません。



お粗末様でしたぁ。



ランキングサイト様に登録しちゃいました。……なもんで、よければ、押して。押して。押して。
スキビ☆ランキング様
↓↓↓↓
スキビ☆ランキング様
入り口

お世話になります。
そしてやるしかない!!!
(」゜□゜)」
あっぽちっと頼むぜ
スイッチオン

………………………こんなときでもお笑い脳。
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1 ■やさしいミルクティー

ん~素敵です~~vv

恋心、見事に『恋』が成立しましたね~v

ジュリエナママはきっと応援してくれそうですが、
クーパパは…ほんの少し(?)バトルになりそうですね。
でも絶対尚と比較したら『次元が違う!』とか言われそう。
(私的には、尚は論外。蓮は認めた上でのライバル的存在、みたいな)

楽しませていただきました。
次の作品も楽しみにしてま~すv

2 ■実は………ちょっと書いてたりして

>だぼはぜさん


パパとママが尚ちゃんを見逃してた理由と蓮先生を受け入れた理由があったりして…………あははははははははは。

笑って許して~………

読んで頂けただけでも嬉しいのに……お米まで……感謝です(T-T)

なんとか2人をくっつけられました。

3 ■無題

いや~2人纏まって良かった~(≧∇≦)蓮センセったら生徒に手ぇ出しちゃって(^w^)甘い感じがとってもホッコリしました~!とりあえず完結…ってことは、続編を期待しちゃいますよ(^w^)?

4 ■続編はあります。

>煉夏さん


なんせ……生徒なもんで各方面からのサポートが……。

蓮先生の身内とか、出したいです!!

短編で細々と付け足していくつもりです。
ご期待いただけるようなものではないと思いますが、御容赦下さい~~~!

5 ■きゃぁ続きがあるのね☆

最後はへたれず決めて来ましたね~
というかむしろお花畑くらいにゴーインなかほりがw(@^(∞)^@)

最近顆粒状の紅茶にハマってるんだけど
めちゃめちゃ甘い、その甘さがたまらんとか思いつつ飲んでいますが…キャラメルミルクティー

ラストの「ミルクティーみたいな俺君の恋」
であの濃厚な味を思い出しちゃった
ゴチです☆

6 ■Re:きゃぁ続きがあるのね☆

>かめ・さん

おかげさまで間違い一個発見。
ども。

つづきというか……サイドストーリーというか……。細々としたものを用意中です。

それより、蓮様の誕生日がやばいです。

ネタがおもいつかない!!!やばいです~。

7 ■無題

はじめまして、
とても楽しくお話読ませてもらいました!Bzの恋心・・・私もとても大好きで、CDを引っ張り出して思わず聞き直しました!!

続編も楽しみにしています。

8 ■アナタサマは………

>Bgrenさん

……………ハンネが似てる………とか思ったら本物でした。

………………………………………………………………………………………えとぉ……地震はありましたが本日もオヒガラがヨク………………………。

動揺している場合じゃない(T-T)

恋心………私も大好きで、書いてて、ものすごく楽しいネタでした。

書いてる間はもちろん恋心をぐるぐるとエンドレスで聞いてました。阿保ですね。あはは。

この後、デート編と蓮先生がアルマンディ専属モデル達とキョコをめぐるバトル話を用意しております。

どうか、いましばらくお付き合い下さいませ。

平に平にお願い申し上げます~~。

あ………旅行編もあったっけ。(マジで忘れてました。)
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げっか(月華)

Author:げっか(月華)
蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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