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恋心 Lesson 12

恋は様々に模様を変える。
君に出会って、初めて知ったんだ。
甘いだけのものが、恋じゃないって事を。
絶妙な割合で調合されたスパイスが加わって混ざり合っていくミルクティーみたいな俺達の恋。



朝、いつものようにカフェに入ろうとして、いきなり両腕をガシッと抱えられた。
「っ!?」
驚いて、両サイドを見れば……。
「琴南さん?…薪野さん??」
良く見知った生徒達。
なんで君達がここに?
「先生。覚悟決めて下さい。」
「逃がしませんよ。」
「ちょ……っちょっと君達?」
両腕をぐいぐい引っ張られて、立ち止まろうとしたら、二人分の力が更に背中に加わって……。
「私達の努力無駄にしないでね。」
「先輩達が受験失敗したら先生のせいですよ。」
「「「マルミー!!縁起でもない事を言わないでよっ!!」」」
「ちょっと……。君達…っ!?」
最上さんの友人達に周りを固められ、脱出不可能な状態のままドアに近づく。
……マズイ……こんな状態で店内に入ったら、もし彼女が先に来ていたら……バレてしまう。
マズイ。
それもだけど、なんで彼女らまでここに?
……もしかして、彼女…最上さんにも、もうバレてる?
ドアがカランカランとドアベルの音を立てながら開く。
「諦めな。先生。」
「黒崎さん!!」
サングラスをかけた柄の悪い男がこれまた、人の悪い笑みを浮かべ、ドアを開いて待っている。
地獄の番人か、三途の川の渡し守か……あなたは。
画して入店を果した俺は、店内の様子に唖然とした。
何だ、これは。
店内は花だらけ。
どこぞのクラブか、開店祝いかって位に花で溢れた店内。
「いらっしゃいませ。ご案内致します。」
「千織ちゃんっ!?」
いつから、そんなオタクな趣味に??
メイド姿の千織ちゃん……流行りか何か知らないが執事姿の新開さんまで……。
何なんだ??
俺の混乱を余所に進行する事態。
呆然したまま、連れていかれた先は、彼女のお気に入りの席。
白いテーブルクロス……大輪真紅の薔薇の向こうに愛しい君。

『薔薇よりも 綺麗な君の 眩しさに 理性の糸は 枯れたゴムヒも』

…………なんて、五十嵐先生の最近の趣味に乗っかっている場合かっ!!!
落ち着け!
落ち着くんだ!
……彼女とプライベートを過ごすチャンスじゃないか!!
たとえ、お節介な嵌められたとはいえ、今を逃したら……彼女に会えなくなるような気がする。



「最上さん?」
とりあえず、何故か放心状態の彼女に声をかけてみる。
「…おっ…おはよー。」
………微妙に棒読みな挨拶をした。
しかし……反応がない。
きっと君も、この状況に驚いてるよね?
やがて、俺達の席にミルクティーが運ばれてきてきた。
形状が違うカップで2つ。
色あいは同じに見えるが、二つとも違う飲み物らしい。
器の口が広がったカップを彼女の前に置きながら、いつもより澄ました声で千織ちゃんが言う。
「こちらはジンジャーミルクティーとなっております。」
俺の前には、円柱状のカップが置かれた。
今日は俺達に選択肢はないらしい。
「俺のは、何?」
「スパイシーミルクティーでございます。12種類のスパイスの香りをお楽しみ頂けます。…………これ飲んで落ち着いて下さい。武士の情けです。」
君は女の子で武士にはなれないだろう。
というか時代が違う。
「ダメでもともと……。」
「不戦敗よりゃマシだろ。骨くらい拾ってやるぜ。……達者でな。」
……新開さん……黒崎さん…………覚えてろよ!
それより最上さんだ。
本当に大丈夫…か……?
顔を覗きこもうとしたら………。
「いやーーーーーーーーっ!!」
いつも校内でよく聞く彼女の悲鳴。
メルヘンな思考持つ彼女はいきなり現実に立ち戻るとこうして叫んで悲鳴をあげる。
彼女の中の希望や理想は、現実とはかなりかけ離れていて……夢から覚めると悪夢にも近いものがあるらしい。
「もももも…もっ最上さん?」
本日は、いつにも増して混乱が大入りで……。
彼女が、何故、こんなに動揺しているのか分からないけれど、とりあえず落ち着いてもらわなければ。
プライベートで会うなんて、こんな機会もうないかもしれないし。
君と話しがしたいんだ。
いつもヘタレな俺だけど、今日くらいは……。



彼女を落ち着かせる為に、俺の分のミルクティーを差し出した。
ジンジャーより、こっち方が落ち着くよな?
なんかハーブっぽい香りがするし……詳しくないけど。
シナモンの香りはわかった。
他に何が入っているのか分からないが……だけど、どこかでかいだことがあるようなそんな、とても落ち着く香りがした。
最上さんは一口飲んで、一つ小さく息をはいた。
「最上さん……落ち着いた?」
彼女がコクリと頷いた。
……良かった。



それから俺と彼女の会話は少しずつ、増えていった。
「俺、この上に住んでるんだよ。」
「私のうち……隣のマンションです。」
うん。
知ってる。
初めて、ここで君を見かけて、次の日学校で君の住所確認して驚いたよ。
「先生は、お休みの日はここで過ごすんですか?」
「うん。そうだね。デートする相手もいないから、一人寂しく……。」
俺が一緒にいたいのは君だから。
「彼女いないんですか?」
驚いた顔の君。
「うん。」
だって俺が好きなのは君だから。
「朝ごはんは、いつもここでだよ。……最上さんみたいに料理上手な彼女がいたら、俺の食生活も変わるんだろうけどね。」
君が俺の彼女になってくれたらいいのに。



カウンターの向こうから、壁の向こうから、化粧室のドアの隙間から、テーブルの影から……デバガメ達の視線を感じながら、最上さんとこうして、プライベートな時間を過ごせる事に幸せを感じた。



口にしたミルクティーからは甘さだけでなく、ジンジャーの香りと僅かな辛さが舌を刺激する。
俺の目の前には幸せそうな顔でミルクティーを飲む彼女。
君は本当にミルクティーが好きなんだね。
「それ、おいしい?」
彼女は俺と交換したスパイシーミルクティーを飲んでいる。
「カルダモンに、シナモン、……あっココナッツも入ってるかも、後は……クローブ?ナツメグ?」
「わかるの?12種類のスパイスが入っているみたいだよ。でもカレーに入ってそうなスパイスだね。」
「12種類全部は分かりませんけど……。ちなみにカレーにも入ってますよ?」
「えっ!?カレーの味がするの?それ?」
「カレーにも入ってるだけで、カレーの味がする紅茶じゃありませんよ?飲んでみます?香りがよくて、甘さも控えめで美味しいですよ?」
「じゃあ交換。」



幾つものスパイスの効いた、香りの高い、ミルクティー。
甘いだけのイメージだったのに、それだけじゃなかった。
甘くて、苦くて、辛くて……君と出会って初めて知った恋の味。





さりげなく……間接キス?


どうしてもギャグ化する……なんででしょうか。
ぽっつんもわかりません。
蓮先生の頭の中はもっと分かりません。
文中に出てきた五十嵐先生は、スタントマンの彼です。
ちなみ体育教師。
最近の趣味……疲れた心に短歌。多分季語がほしいと思うが蓮先生数学教師で専門じゃないんで。
つるの、上地コンビのように「五、七、五、七、七、”五”」って言わないだけマシだと思って下さい。

すんません。
笑ってやって。
ぽっつの脳内が一番理解不能かもしれませんな。



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お世話になります。
そしてやるしかない!!!
(」゜□゜)」
あっぽちっと頼むぜ
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………………………こんなときでもお笑い脳。
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1 ■初コメです

初めまして、まなせと言います~m(_ _)mちょこちょこお邪魔させていただいてます☆
私はB'zだけでなく稲葉さんのソロ曲も全て歌える、B'z曲オタクなんですが…仲村先生の作品もすごく好きで…
恋心レッスンシリーズはかなりきゅんきゅんします\(≧▽≦)丿
続き楽しみにしてます(≧Д≦)ゞ

2 ■いい感じですね…

周りのみんなに助けられて、お互いの思いを早く伝えられるといいですね。
ギャグテイストも大好きですよ。二人を見守る人たち(デバガメともいう?)が、面白いですよね。五十嵐さんまで出演、そして短歌?とは。
ふわっはははは・・・と楽しく読ませて頂きました。
わすれないっ、恋ご・ご・ろっ、いつまでもっ、・・・・本日、どこかで聞きたいなぁ
そして続きが楽しみです。

3 ■はじめまして。

>まなせさん

コメントありがとうございます。
B'zファンに怒られそう……と思いながらのアップなんですが……ほっとしました。

稲葉さんのソロも好きです。
いいですよね~~。

読んで下さってありがとうございました。

続きもがんばります~。

4 ■そのフレーズはかかせないですね。

>ゆきひめさん


絶対使いたい!
まわりに突かれつつ、少しずつ前進………少しずつ?前進させていこうと思って………いや………多分。

後退はないですが、”少しずつ”は……微妙かも、パパいるし、ママいるし。

もう少しお付き合い下さいませ。

5 ■五十嵐先生(笑)

おっそうきましたか~( ̄∀ ̄)

最後の一文で日向の頭に浮かんだのは、『野趣溢れる日本庭園から眺める和室にて、ビシッと和装で固めた五十嵐先生が正座をして筆で俳句をしたためる』…映像でした(≧∇≦)

自分で言うのもなんですが…画になりますね~(*^o^*)

これって、五十嵐先生から蓮さんに置き換えても、良いですよね(^w^)

その時は、横にキョコタンがいて俳句を教える、が希望かもです(^w^)





お話読んでいたら、スパイスティー飲みたくなりました(≧∇≦)

でもその前に、ブランデー入りの紅茶を呑まねばかしら!?




ヘタ蓮さんもキョコタンも、この後にはきっとクーパパが待ちかまえているから、今のうちにラブラブ鋭気を養ってね(笑)

6 ■Re:五十嵐先生(笑)

>日向翡翠さん


うれしいです~。
そこまで想像してくださって。
ちなみに五十嵐先生は剣道部顧問です。
多分。
敦賀先生……は運動部だったらお休みなくなるので、文化部です。演劇部も考えたんですが……キョコたんとの接点を多く持たせるのはヤバイので「なんとか同好会」あたりかな?

クーパパ……ちゃんとバトルできるか微妙です。下書きは完成してます。あとは起こすだけ~。

スパイシーミルクティはオススメの一品です。
ミルクティネタがきれたので、かんぺ用意しました。
ミルクティって結構種類多いんですね。
どれもかわいいんですよ。
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蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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