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ENDLESS LOVE ~夏の終わりに~

《フリー作品》
よろしければ、お持ち帰り下さいませ。

ちなみに書きはじめたのは8月です。
そんなもんで、どうかお許しを。


『ENDLESS LOVE ~夏の終わりに~』



眼下に広がる街の明かり。
星は見えないが、見る場所さえ変えれば全方角が見渡せるというのだから贅沢な景色だ。

「ショータロー。何一人でかっこつけてんのよ。」

ビールを片手に手摺りに手をかけて、外を眺めていた俺。

「いいとこ住んでやがるよなぁ。屋上に庭園とアズマヤってなんだよ。都会のど真ん中のマンション街でバーベキューだぜ?なんつー家だっての!」
「屋上はこのマンションの共有スペースよ。今日は貸し切りにしてるのよ。うちのじゃないわ。何よ。アンタだって、新築高級マンションじゃないのよ!防音完備、屋内プールにスポーツジム、24時間待機のコンシェルジュ。」
「怒るなって。褒めてんだろうが!」
「そうなの?」
「信用ねぇのな?」
「信用度に欠けるのよ。アンタは!」

まっ、しゃーねか。
それに関しては俺に責任があるんだしな。
だからこそ、今まで聞けずにいた事を聞いておこうと思った。

「ちょっと、こっちこいや。聞いておきたい事がある。」
「何?」

手摺りに寄り掛かり、俺と同じ景色を眺めるキョーコ。
こんな風に同じものを見るのは幼い頃以来かもしれない。

「なぁ、キョーコ。お前、幸せか?」
「何よ、いきなり。」
「いいからちゃんと答えろよ。……幸せか?」

ガキで、意地っ張りで、かっこつけたがり屋だった俺。
それ故に大切なモノを見落としていた俺。
相手の事を思うなら、その相手が幸せである事をを願うなんて考えもしなかった俺。
ただおもちゃに執着する子供みたいにキョーコを扱ってきた。
キョーコの事を”俺のもん”だとか言っては振り回していた自分の幼さを今は後悔している。
だからこそ聞いておかなければならないと思ったのだ。
そして、キョーコの答えは……。

「……幸せよ。すごく幸せなの。」
「そか。良かったな。」
「誰かさんが散々引っ掻き回しくれたから、道のりは長かったけど、その分、幸せが深くなった気がするわ。」
「ガキだったんだよ。あの頃は。」
「少しは大人になれたもんね。」
「うるせぇ。」

正直、ホッとした。

「なぁ、キョーコ。幸せになれよ。今よりずっと幸せになれ。」

コイツは今までたくさん辛い思いをしてきたんだ。
その分、もっと幸せになる権利がある。
その原因のほとんどが俺やキョーコの母親にある。
俺がコイツの幸せを奪ってきたのなら、俺はコイツの幸せを守るのが義務だ。
そしてコイツを幸せにするのはアイツの仕事。

「いつまでそこにいるの?食べる物無くなっちゃうよ?」

そう……キョーコを幸せにしてやれるのはこの男だ。

「久々に兄と妹で仲良く会話してんだよ。邪魔すんな。」
「肉が無くなるよ。」
「取っといてくれよ!!」
「キョーコを返してくれるなら取っておいてあげるよ。」
「相変わらず、心せっまいな!」
「だって、仲が良すぎるから、妬いちゃってるんだよね。」
「兄貴にまで妬くバカどこにいんだよっ!!」
「君の目の前にいるよ。」
「あーーっ!もーーっ!分かった!分かったって。こんちくしょー!」
「君も相変わらず口が悪いよね?」

このヤローとだって、こんな風に友人として話せる日がくるなんて思ってもいなかったな。

「そうだ、ブリッジロックとビーグールの彼らが牛タンは全部食べちゃったみたいだよ。」
「なっ!?」
「あの勢いだと、他のも……。」
「待てや、こるぁ!!」

俺がわざわざお取り寄せした最高牛の牛肉だぞ!
厚切り牛タンだぞ。
言ってるだけで唾が出る!!
久遠も分かってんなら取っててくれてもいいだろうが!!

……昔の仕返しのつもりかよ!!

なんて執念深さだよ。

俺は自分の事を見事に棚に上げ、早足で賑やかな方へと歩き出した。



◆◇◆◇◆



ショータローの後ろ姿を見送りながら、愛する旦那様へ尋ねてみた。

「久遠さん?」
「何?」
「美森ちゃんがショータローの分を確保してたの……見てましたよね?」
「ん?そうだったかな?」

この人、とぼけているわ。
全くしかたのない人。

「ショータローにまで妬かないで下さい。」
「だって俺をほっとくんだもん。」
「”だもん”って……。」
「寂しいな。」
「”寂しい”って……。」
「慰めて。」
「私はこんなでっかい子供なんか知りませんよ。」
「えーーーっ。」
「”えーー”じゃありません。もうっ!」

どこで覚えてきたのよ。
こんな駄々っ子みたいなマネを。
本当に困った人。
でも、とても大好きな人。

「ねぇ、キョーコ。不破君に何を言われたの?」
「気になります。」
「そりゃね。」
「”今よりずっと幸せになれ”って言われました。」
「今よりも?」
「今よりもです。」
「君を幸せにするのは俺の役目だね。」
「そうですよ。」

力強い腕に引き寄せられて、腕の中にすっぽりとおさまる私。
私が心から安らげるのはこの人の腕に抱かれた時。
私を初めて愛してくれた人。
私に人を愛する気持ちを教えてくれた人。
これから先もずっと、私を愛してくれる人。

「愛してます。」
「うん。俺も愛してるよ。」

見つめて、見つめ返して、少しずつ近付く私と彼の距離。
後少しで重なるはずの唇は……。

「もーーーーっ!!」

聞きなれた叫びで、再び距離をおいた。

「ちょっと、そこ!夫婦の時間は後になさいよ!!もーーーーっ!」

モー子さんが叫んでる。

「キョーコちゃん、手伝って~。とても間に合わないわぁ~!」

いつも落ち着いている逸美ちゃんの慌てた声。

「あっ!まだ焼けてないですってば。もう少し待てないんですか!?」

千織ちゃん、黒いの出てるよ。



「みんなのとこに行こうか。礼遠を飯塚さんに預けっぱなしだし。」
「はい。」



彼がいて、私がいて、礼遠がいて、みんながいる幸せな空間。

私の幸せは、今ここにある。

夏はもう終わるけれど、この幸せはこれから先もずっと続くもの。

秋も冬も春も……また夏が来ても彼への思いは変わらない。



愛しています。



夏の終わりに告げた確かな思い。



”愛しています”










ども、月華です。
この度、ENDLESS LOVEシリーズを全話、フリーにしました。

今更ですけど。

私は尚ちゃんもレイノも嫌いじゃありません。

仲村先生も彼らを愛してるはず。

だから、憎めません。
どうせなら皆に幸せになってほしいと思ってます。

尚ちゃんはいつかいい男になるはずだし、蓮さんとキョコたんも必ず幸せになるはずだし。


そんな訳で、私の希望を詰め込んだこのシリーズをフリーにしてみました。

誰も貰ってくれる人いないかもしれないけど。


もしよろしければ、貰ってやって下さい。



そうして頂けると嬉しいです。



それではまた。



月華



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ENDLESS LOVE ~幸せのカタチ~

《フリー作品》
よろしければ、お持ち帰り下さいませ。


『ENDLESSLOVE ~幸せのカタチ~』



芸能人が経営する店として話題を呼び、提供するサービスも、出される酒や料理も一級品として有名なとある店。
そこで男が3人がカウンターに並びグラスを傾けていた。



「………。」
「………。」
「………。」
「今日は珍しいですね。女性陣がご一緒ではないなんて。」

経営者である石橋光がバーテン姿でカウンターの中でクスクスと笑っている。

「たまには、こんな時もあるよ。」

たまにはこんなのもいいのかなと最近は思う。
以前の俺達なら絶対にありえない構図だ。

「ケンカでもされたんですか?」
「俺はしてないですけどね。」
「レイノ君は?」
「付き合いだ。」
「頼んでねーーっ!!」
「不破君。奥さんとケンカしちゃったの?」
「………余計なお世話だっての。」

ブスっとしたままのカリスマロック歌手。
君…相変わらず、カメラの前と俺達の前じゃ随分と違うよね。

「いい加減、謝ったらどうだ?」
「素直に謝った方がいいよ。」
「不破君……お早めに仲直りしなよ。奥さんもうすぐ出産だよね?いたわってあげなきゃ。」
「………人事だと思いやがって。」
「早めにな。俺のデリケートな神経が焼ききれる。」
「不破君。早めに仲直りした方がプライバシーの保護にもなると思うよ。」
「………。」

どうやらレイノには他人に心が伝わるらしい。
どうにも不思議なシステムだ。
こうも筒抜けではたまったもんじゃない。

「光さん、お替りっ!!」

カリスマロック歌手も、妻に締め出されてしまうただの男。

「……アンタ、キョーコとはケンカしねーの?」
「するよ。」
「例えば?」
「んーー。……俺が………。いや、やめておこう。」
「なんだよ。自分は隠すのか?さっさと言えっての。」
「聞きたいの?じゃあ……こっち帰って来て、彼女と会うのも久々で我慢がきかなかったんだよね。それで無理させすぎして……。」
「「………。」」
「ここのところ、お預けくらってるんだけど。」
「………自業自得だな。」
「………。」
「ちょっと……止まらなくなっちゃったんだよね。それで怒られて。」
「「………。」」
「”おはようのキス”も、してくれない。」
「おい。礼遠はどうしたんだよ。まさかほっといたんじゃねぇだろうなぁ。」
「いや…父さんと母さんが面倒みててくれたから……。」
「その時の状況が見えたぞ。」
「プライバシーの侵害だよ。」
「垂れ流してるアンタが悪いんだろうが。」
「えっ!?不破君、俺の味方はしてくれないの?」
「礼遠の将来が心配だぜ……。」

何故か、俺が標的になってるんだけど。
何か話題を変えないといけないようだ。
やっぱり、ここは彼の話題に戻そうか、と思っていたら、感づいた不破君が話題にされてたまるかもんかとばかりに強引に話しを変えた。

「そういえば、レイノお前はどうなんだよ。松内瑠璃子とLMEの社長の孫に派手に言い寄られてるが、そろそろ考えてもいいんじゃねぇの?」
「二人とも悪くはないな。二人ともキョーコの教育が行き届いてる。」
「キョーコはダメだよ。俺の奥さんだから。」
「分かってる。」
「………。」

二人……いや、光さんも合わせると三人か……、彼らがキョーコを好きだったことは知っている。
結婚した不破君以外はきっとまだキョーコを少なからず思ってるはずで、複雑な気分ではある。
ただ彼らとのこれまでの付き合いと彼女の揺るがない思いを知っている。
だからキョーコの事も彼らの事も信用しているし、俺達の関係は崩れないと確信している。

「で、なんでケンカになっちゃったの?」

……そういえば、まだ、聞いてないな。
俺達が不破君の家にお邪魔した時には既にケンカが始まってたし。
キョーコ達が彼の奥さんに加勢して俺達まで追い出された。

「名前。」
「「「名前?」」」
「赤ん坊の名前だよ。それで揉めた。」

ケンカの原因そこなの?

「”ミメイ”って名前にしたいんだよ。」
「うん。いいんじゃないか?」
「美森さんもつけたい名前があったんですね。」
「産むのはお前の妻だ。譲ってやったらどうだ?」
「美森は俺の好きな名前でいいって言ったんだよ。だから必死で考えたんだよ。それなのに反対すんだぜ。」
「「「なんで?」」」

可愛い名前じゃないか?
反対されるような名前でもない気がするが。

「ちなみにどんな字を書くの?」

そうだ。
字だ。

「”美女”と書いて”ミメイ”だ!!」

なんとなく分った気がした。

「美森のやつ、”大きくなって自分の名前を書く時、恥ずかしくなるからやめろ”っていうんだぜ?」
「「「………。」」」
「俺と美森の娘だぞ。美人じゃねぇはずがねぇ!!」

いや……それにしても、自分で”美女”って書くってちょっと恥ずかしいかもしれないぞ。

「他に候補はないのか?」
「無い!!」

レイノの質問にも即答。
こうして付き合うようになってから知った彼の意外な一面。
キョーコ曰く、こうと決めたら譲らない昔からいる日本古来の頑固一徹オヤジらしい。
さて、どうしたもんかな。



カラン、カラン。



来客を告げるドアベルがなる。

「久遠さん。やっぱりここにいた。」

カウンターからも見える入り口に礼遠を抱えて微笑むキョーコがいた。

「光さん、こんばんは。」
「こんばんは。」

化粧一つで姿を変えるその特技を活かし、すっかり別人のようだけど、俺にはすぐに分る。
彼女がどんな姿をしていたって分るんだ。

「迎えに来てくれたの?」
「外にタクシー待たせてますよ。」
「うん。じゃ帰ろうか。」

男同士で飲むのもいいけどね、やっぱりキョーコの側が一番いい。

「ここは俺のおごり。……不破君、君も早く帰って奥さんと仲直りした方がいいよ。」

三人分の勘定を済ませて席を立つ。

「おい。お前等も早く公表しろよ。いつまでもこそこそしてるわけにゃいけねーだろ?」
「うん。そのつもりだよ。」

もうその準備は出来てる。
もうすぐ彼女が俺のものだって、公言できるんだ。
6月には式が挙げられるようにスケジュールも調整中。
社長が全面的に協力してくれているから、それもなんとかなるだろう。

「レイノ。マリアちゃんと瑠璃子ちゃんが美森ちゃんについててくれてるの。送ってあげてくれる?」
「あいつら、まだいたのか。」
「美森ちゃんが心配なのよ。ほら、ショータローもさっさと帰る準備しなさいよ。」
「へいへい。……じゃ、光さん。ごちそうさん。」
「また来る。」
「お待ちしてますよ。次は皆さんで来てくださいね。」

柔らかく笑う店主の笑顔に見送られて店を後にする俺達。

「久遠さん。変装しなくていいんですか?」

そのままの姿で外に出た俺。

「もういいかなと思って。」
「いいんですか?」
「うん。」
「じゃ、私も変装やめた方がいいですか?」
「かな。」

もう隠したくないからね。

「バカップルが……。」

不破君……君には言われなくないなぁ。
キョーコから散々聞いてるんだけど。

「馬鹿馬鹿しくなってきたぞ。」

そんなもんじゃないか?
幸せなんて。
レイノ、君もちゃんと幸せ掴むといいよ。



俺達の幸せ。
それぞれの幸せの未来。
この手で掴み取る幸せのカタチ。








ども。
月華です。
随分前に書いた『ENDLESS LOVE』、『』、『』の続きになります。
この後に『6月の…』『6月の告白』の順番で続きます。
7月の夜』と『小さな恋のメロディー』はその大分後。※小さな恋のメロディーには蓮もキョコも出てきません。
よろしければ順を追って読んでみてください。

これは本気で自己満足です。
ENDLESS LOVEシリーズは自己満足の産物。
私は尚もレイノも嫌いじゃない。
だって大好きなスキビのキャラだから。
でも好きだけど、キョコは蓮と幸せになってほしい。
そこだけは譲れません。
先生だってきっと尚もレイノも好きなはず。
嫌いなキャラなんてきっといないだろう。
尚もレイノもみんな幸せになってくれたら嬉しいな~。

エレベーターの続きはただ今調整中。
もう少しでできるんですけど、もう少しってところが難しいです。

あくまでもマイペース月華。
すいません。
もう少しお待ち下さい。

ではでは。



月華




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ENDLESS LOVE ~7月の夜~

《フリー作品》
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『ENDLESS LOVE ~7月の夜~』



空を見上げれば満天の星。
しばらく見ていなかったな。

「ママ?ミメイちゃん来てくれるかなぁ?」
「来るわよ。」
「ホントに?」
「ホントよ。もう少し待ちましょうね。」

ごめんね。礼遠。
あなたには淋しい思いさせちゃうわね。
もうすぐ私達はアメリカに旅立つ。
一年は日本を離れる事になる。
日本を発つ前にもう一度、この場所に来てみたかった。
私と彼の思い出の場所に。
日本での仕事を終わらせて、数日前から尚の実家の離れにお世話になっていて、今夜はショータローと合流する事になっていた。
もちろん、美森ちゃんと美女ちゃんもいっしょ。

「キョーコ。礼遠。着いたみたいだぞ。」

手にした携帯を閉じながら、彼が言った。

「パパ!ホント!?僕、迎えに行ってくる!」
「礼遠!」
「大丈夫だよ。すぐ近くなんだから!ママこそパパから離れちゃダメだよ!」

礼遠は旅館の方へと走って行った。

「………。」

見た目は私にそっくりなのに……やる事は、あのそっくり。
横目で彼を見て……。

「何?」

彼の視線とぶつかった。

「何でもないわ。」
「何か言いたげな顔をして”何でもない”はないだろう?」
「礼遠……まだ6歳よ?なのにあのフェミニストぶりはなんなのかなって。」
「姿は君に似ているけどね。……性格は父さんかな?」
「貴方に似てるのよ。」
「俺?」
「そうよ。」

自覚がなかったのか、信じたくないのか、彼は押し黙ってしまった。

「そうだわ。あれ持って来てくれた?お遊戯会の……。礼遠と美女ちゃんの勇姿をショータロー達にも見せないと。」
「忘れてないよ。織り姫と彦星。君の作った衣装も似合ってかわいらしかったね。」
「それ、礼遠に言っちゃだめよ。気にしてるんだから。」

それから二人で空を見上げた。

「本当に織り姫と彦星になっちゃうのね。……一年は帰って来れないもの。」
「そうだね。」

親の都合で離れ離れになるあの子達を思うと苦しくなる。



「レオン君、ミメイ、こんなにたくさんのお星様見たの初めて!!」
「僕もだよ。」

子供達の声がする。
ショータロー達の声はしないけど、女将さん達にご挨拶でもいっているのだろう。
久しぶりだし。

「どれがオリヒメさまとヒコボシさまなの?」

……聞かれても困るわよね。
その質問。
どうするのかしら?
慌てる息子を想像したのだけど……。

「ん~とね。……あれがヒコボシで………」

予想に大きく反し、説明まで始めた礼遠。

「ベガとアルタイルって言う名前何だって。」
「オリヒメとヒコボシがお名前じゃないの?……ステキなお名前ね。」

あの子、何で分かるの?

「………。」
「………。」
「君……教えた?」
「いいえ。貴方は?」
「俺…星には詳しくないよ。」

そんな私達を他所に彼等の会話は続く。

「レオン君……もうすぐアメリカ行っちゃうんだね。」
「うん。来年まで会えなくなっちゃうね。」
「さびしいな。」

小さな恋人達の会話に……どこをどう突っ込んでいいのやら……。

「あのね。僕、どうしても、ここでミメイちゃんに会いたかったんだ。ここに好きな子と来ると、また必ずその子に会えるんだって。」

ちょっと……礼遠?
隣に立つ最愛の人が、ふいっと顔を背けた。
……話したのね?

「ここね。僕のパパとママがはじめて会った場所なんだって。パパとママはね、ずっと会えなかったんだって。」
「会えなかったの?」
「でもね。大好きだったからまた会えて、ケッコンしたんだよ。」
「じゃあ、ミメイもレオン君とケッコンできるの?」
「うん。出来るよ。だってミメイちゃんは、僕のオリヒメさまだもん。」
「レオン君、ミメイ待ってるから、帰ってきたら、ミメイをおヨメさんにしてね。」
「うん。約束だねよ。」



「………。」
「………。」

親の私達でさえ入り込めない二人の世界。

「お前ら……責任取れよ。」

いつの間にか、ショータローが仁王立ちしていた。

「………。」
「………。」
「一年後、しっかり帰ってこい!俺の娘の夢を壊すのは許さねぇっ!!」
「不破君。いくらなんでも一年後に結婚は無理だよ。」
「当たり前だっつーのっ!!」



7月7日……幾億の星の下での小さな誓い。








ほとんど台詞~。
ごめんして~。
文才ありません。



それではまた。



月華



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ENDLESS LOVE ~6月の告白~

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『ENDLESS LOVE ~6月の告白~』



大きなステンドグラスの前に据えられた祭壇の前。

「泣かせんなよ。」
「悲しませたりなんかしないよ。お義父さん。」
「誰がお義父さんだ!お兄ちゃんと呼べ!!」

かつては最大の恋敵だった彼の手から、愛しい彼女を受け渡された。
薄いベール越しに見える顔は……すごく……キレイだ。
ドレスもすごく似合ってる。
とても手作りだなんて思えないウェディングドレスとベール。
それを纏う君はそれ以上にキレイだ。
どんなに、この日を待ち望んだ事か。
やっと、俺は彼女を手にする事が出来る。
随分と長い道のりだった気がする。
大切なものなんて作れないと思ってた。
恋を自覚してからも、頑なに恋を拒む彼女を手に入れるなんて無理なんじゃないかと思った時さえある。
ライバルの手強さに焦った事だってあった。
そんな中で決まった俺のハリウッド進出。
限られてしまった俺の時間。
彼女を手に出来なくてもいい。
この気持ちを伝えよう。
そう思った。

だけど……奇跡が起こった。

『敦賀さん…貴方が好きです。』

彼女からの告白で先を越されてしまったのは、2年前の今日の事。
初めて君と気持ちを交わした日に、俺は君をもう一度手に入れる。

もう離さないよ。
永遠に……。

溢れ出す君への気持ち。
俺は君を……。

「愛してますよ。」

誓いのキスの為にベールをあげれば笑顔の君がいた。
また……先を越されてしまった。
やっぱり彼女には敵わない。
一生、君には敵いそうにないけれど、その分、君を一生、守らせてほしい。
君と礼遠を守る権利を俺にくれる?
君は強いから俺なんかいなくても、大丈夫だろうけど、俺はもう君無しじゃ生きて行けそうにない。
君と礼遠になかなか会えなかった日々。
抱きしめたくても抱きしめられない日々を味わうのは、もうたくさんなんだ。
だからずっと俺のそばにいて。
その為なら何度だって愛を誓うよ。



君を愛してる。
これから先もずっと………。









蓮編どえす。どS???
いやいや……どS違うから。
お花畑は黒くても、ENDLESS LOVE は真っ白蓮さん。
至極、明るいウェディング。
つうか冒頭からあれだし?
尚ちゃん”お義父さん”扱いだし?
うちの蓮とキョコは似た者同士なのでよく思考がシンクロします。あははは!!



まだあるENDLESS LOVEシリーズ。
もう少しお付き合い下さい。



それではまた。



月華




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ENDLESS LOVE ~6月の…~

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『ENDLESS LOVE ~6月の…~』



今日、私はあの人の妻になる。
純白のウェディングドレス。
どうしても自分で作りたかったの。
礼遠のタキシードも一緒に作ったのよ。
あの人のアルマンディーのタキシードと似せて作ったの。
あんまり楽しくて美女ちゃんのドレスも作っちゃった。
ウェディングドレス仕様のベビー服姿の愛娘を見たショータロー。
怒るかと思ったら「やっぱり礼遠より美人だな!!」と喜んでいた。
女の子だもの、当たり前でしょ!!
何、礼遠に対抗意識燃やしてるのよ。
もう!!



私には父親がいない。
そんな私の隣を歩いてくれるのはショータローだ。
ショータロー…ショーちゃん、今までありがとう。
小さな頃はいつも一緒にいたよね。
あの頃はお互い親が忙しくて私達だけでいる事が多かったけど、私、全然淋しくなかったよ。
寂しくて泣いてる暇もないくらい引っ張り回されて。
……それでも辛くて、隠れて泣いていた事はあったけど、ショーちゃんがいなかったら毎日泣いていたかもしれない。
ショーちゃんがいたから、今の私がいるの。
ショーちゃんがいたから、私、幸せになれるのよ。
大人に成り切れてなくていろいろあったけど、それも今を形成する大切な一つになってるの。
ありがとう。
ショーちゃん。

「ねぇ、ショーちゃん?」

最近ではショータローと呼んでいるけれど、今日くらいはあの頃に戻ってみたい。
こんな風に呼べるのも今日が最後だから。

「ん?何だよ。」

大人になっても、あの頃のがき大将っぷりが垣間見えるショーちゃん。

「美森ちゃんと幸せにね。」
「何だ?突然。……ああ、美森は俺が幸せにするさ。必ずな。キョーコ、お前も幸せになれよ。」
「あら。私は幸せよ。6月の花嫁よ?ギリギリだけど間に合ったんだから。」
「ホントに余裕ねぇなぁ。お前等。無理矢理、捩込みやがって。スケジュール調整すんの一苦労だったんだぜ。」
「仕方ないじゃない。あの人も私も仕事があるのよ。特にあの人が……。」
「そんな中で、よく作ったな。ドレス。礼遠と美女の分まで……。」
「かわいいでしょ?」
「ああ。サンキュ。……さてと、そろそろ行くか。」
「よろしくね。”お父さん”。」
「…………”お兄ちゃん”と呼べ。」

私は差し出された彼の腕を取る。
私の初恋の人。
忌まわしく思った時もあったけど、それはもう過去の事。
今は彼にも私にも大切な家族がいる。
だから二人並んでこうして歩くのは今日が最初で最後。

「……久遠のやつ、ヤキモチ妬いたりしねぇかな?」
「どうかなぁ。」
「心、狭いよな。お前の旦那。」
「前よりは広くなったと思うよ。」
「中に入った途端に視線で殺されそうなんだけどよ。」
「骨くらいなら拾ってあげるわよ。」
「有り難くて涙出るぜ。」

ヴァージンロードへと続く大きな扉の前。
ゆっくりと開かれていく扉の向こうには、新しい未来が待っている。



行き着く先には、笑顔のあの人がいた。



私は、6月の花嫁。

今日、私を愛し続けてくれたあの人に永遠の愛を誓う。







もうよくわかんねぇ……。
ENDLESS LOVEは絡みないのかね。

私の希望です。

でも、キョコたんは蓮にしか渡しません。

お気に召して頂けたら嬉しいな。

それではまた。



月華



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駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

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