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キセキ

渋滞のガラス越しに君を見た気がした。


「クオン?どうした?」
「何でもない。」
「そうか?ならいいけどな。……しかし、ついてないな!せっかく、ライセンスとって、親父の車も借りたのに。なんなんだよ。この渋滞はよ!」
「リック。ここはいつも混んでる。」
「分かってるよ。曲がり損ねたんだよ。仕方ないだろ。」
「手短かに言えば〝道を間違えた〟だろ。」
「悪いかっ!」

親友がハンドルを握る隣で、ちっとも動かない外の景色をボーッと眺めていた。
変わらない街並み。
渋滞に堪りかねたドライバーがクラクションを鳴り響かせるのもいつもの事。

何も変わらない街。
何も変わらない日常。
何も変わらない……。

何も変わらない。

そう。
ここに君がいるなんてあり得ない。

ここは君が夢見ていたような場所じゃない。

ここには、暗く淀んだ気持ちを抱えた本当の俺がいるだけの街。

君には相応しくない人間の俺がいるだけの街。

君が夢見ていた妖精の王子様なんて……どこにもいないんだよ。

キョーコちゃん。

俺は醜く汚い人間なんだ。



声にならないその叫びは行く先探してた 。



◆◇◆◇◆



ジユウとコドクなんて同じものなのかな?
ないものばかり求めながら失うのかな?



「リックを返して!」

ヒステリックに甲高い声で叫ぶ女。
涙に濡れて俺を見る憎しみに燃える瞳。

リックの隣りで、いつも陽気に笑っていた彼女。

普段の姿をかなぐり捨てて、まるで知らない女みたいなの顔で、俺に掴みかかる。

「返してよーーーっ!!」

リックが死んだ。
俺の目の前で死んだ。

「あんたが死ねば良かったのにっ」

俺も……そう思うよ。
いっその事……殺してくれ。

冷たく冷めていく心。
冷めて、凍てついて、ひび割れて……割れた。
散り散りになっていく俺の心。

『コーン。』

キョーコちゃんの声がする。
幼い日の記憶が思い起こす声。

『コーンならきっと飛べるよ!』

……無理だよ。キョーコちゃん。

『大丈夫だよ。』

ダメなんだ。

『コーン!』

鮮やかだったはずの君との思いでが、色を失っていく。

『キョーコちゃん。』

鮮やかな季節が想い出に溶けていく。
それでもなお…無邪気なあの瞳だけがこの胸を焦がし続ける。

もう二度とあの日に戻れない 。

もう二度とあの瞳が、俺を見ることはない。

もう二度と。



住む世界が違い過ぎるから。



めぐりめぐる軌跡が。
映す君の笑顔が。
君の存在が、気づかないうちに俺にくれたもの。
この時は気づかなかったんだ。

目には見えない翼をくれた。
それに気づけずにいたんだ。

生きる気力さえ失った俺が、この世界にとどまる理由に。



◆◇◆◇◆



「俺と来るか?」



あの時、なぜ…ついて行く気になったんだろう。

ただ逃げ出したいだけだったのかもしれない。

重くのしかかるものを捨て去りたかったのかもしれない。


……本当にそれだけか?


『コーン。』


心配気なキョーコちゃんの声。


君はまだ、俺の中にいるんだね。


もう少しあがいてみるよ。

キョーコちゃん。



君のいる国で……。

君が見る空な下で、生きてみるよ。



◆◇◆◇◆



ひとりでも生きてはいけると思い込んでた。



時が過ぎていく。
時が過ぎて、君といた記憶もすこしずつ薄れてく。

君を思い出す事も……なくなっていく。

『コーン。』

それでも、君は俺の中にいる。
俺の中にいて、あの日俺に向けた笑顔で微笑む。

『いつか、飛べるよ。』

不意に苦しくなる、それは息もできなくなるくらい。

苦しくて、苦しくて……、目が覚めた。

夢の中の君は、あの日のままで。

あの夏の日からもう10年。

俺は大分変わってしまった。
きっともう……どこかですれ違ったとしても、言葉を交わしたとしても、お互い気づく事も無いだろうね。

……すれ違うなんて、ましてや言葉を交わすなんて……そんな事、あるはずも無いけれどね。
そんな事があったとしたら、それは奇跡としか言えない。



でも、もしそんな奇跡がおきたなら……。

起きたなら、俺は……。



どうする?



そんか奇跡が起きたなら、俺は……俺は……。



◆◇◆◇◆



起きるはずのない事が起きた。

これを何と言うのか?
偶然?
運命?
奇跡?

俺が今手にしているもの。
それは………。



「コーン!!」



めぐりめぐる軌跡。
足りなかったなにかは、この手の中に握りしめてる。

……手の中にはあの日君に上げた原石のカケラ。

痛みのカケラと… 。
指に触れた感覚が。

君に触れた時の感覚が蘇る。

『もう会えないから、最後に抱きしめさせて。』

その笑顔の輪郭が抱きしめていたあのぬくもりが揺れる胸をすりぬけてく。

「コーン。」

手に戻った原石を大切そうに見つめ微笑む彼女……キョーコちゃん。



その笑顔は昔と変わらなくて。



めぐりめぐる軌跡が……。
光る君の涙が……。
目に映らない勇気(チカラ)をくれた。
だからここにいる。

君と俺の時間が。
伝えているなにかが。
すべてをイキルシルシにかえて、いまも胸に輝いてる。



“もし、君に再び出会える……そんな奇跡が起きたら?”



また出逢える奇跡がもし俺達にあるなら……。

今度はきっと…きっと必ず君を守り抜いてみせる。

たとえ神に背いてでも。



俺はわがまますぎたのかもしれない。
思った以上に俺は弱過ぎたのかもしれない。

『コーンならいつか飛べるよ。』

その弱さを俺はいつの日にか越えてみせる。

いつか、君に真実を告げられる日がくるように。



いつか……。








リハビリ駄文は曲妄想。
蓮キョにオススメ、タキツバのキセキ。
ぜひ聞いてみて下され。
車で聞きながら、こんな妄想してました。

実際書いてみた……書いてみたら……書いて、わけわかんなくなってきた。

もはや修正不能領域。

この曲を聞くと、蓮キョ妄想せずにはいられない。
そんな月華でした。

いやはや。

関係ないですがね。
最近ドラゴンボール再燃中。
しかも今のじゃなくて昔の。
さらにまた病気でた。昔取った杵柄?腐れ女子再発。ああ、タレカカいいなぁとか今更いうワシ。←ノーマル思考に戻ったはずが。まっいっか。しかし、悟空のとーちゃんかっけー。そしてタレ様名前がいい!次男かわいいし。……つまり悟空さん大好きなんだな。わはは。

ではまた。
( ´ ▽ ` )ノ


月華



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( ´ ▽ ` )ノてへっ
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BREEZE ~真夏のシンデレラ~

季節は春。
桜の花が開花して景色に柔らかな色を添える。
そんな春を恋の季節と例える人も少なくない。
俺にとっての恋の季節はいつだろう。
少なくとも春ではない。
思い出すのは、あの夏の夜。
夏の夜、俺は彼女に二度も恋をした。
初めて彼女に恋をしたのは、もう随分と前の事。
俺の初恋。
俺が10歳で彼女が6歳。
恋というには幼過ぎたかもしれないが、俺は彼女が好きだった。
そう自覚した夏の夜。
特別な夜だった。
忘れられない夏の夜の出来事。
ときめく胸に心地好い風を踊らせて、軽やかにステップを踏む。
まばゆいばかりの彼女の笑顔は確かに俺に向けられたもの。
その笑顔に初恋を自覚した。
初めての恋。
好きな女の子と過ごした特別な夜。
十数年の時を経てさえ色褪せない夏の思い出。
そして今、この手の中にあるのは、幼かった俺をあの夜に引き戻してくれる大切な宝物。
真夏のシンデレラが残した君と出会った確かな証。
君が残した夢のカケラ。
今夜、君に全てを打ち明けようと決めた。
幼かったあの頃。
君の側にある事ができなかった自分。
だけど、今は違う。
必ず君を捕まえるよ。
君は俺だけのシンデレラなのだから。



◇◆◇◆◇



遠くに聞こえる賑やかな音。
独特の音を響き渡らせる打楽器や高い笛の音。
賑やか雰囲気が離れたここにも響く。
今日はお祭りがあるのだと旅館の人が言っていた。
花火も上がるから見に行って見てはと奨められたが、騒がしい場所は好きではないと、一人いつもの河原へと足を向けた。
そこには今日も昼間、一緒に遊んだ彼女があった。
昼間とは違い、日本らしい祭の衣装……浴衣を着て、背中を大きなリボンでかわいらしく結わえ、少しだけメイクした彼女。
いつものツインテールに緩やかなウェーブをかけて、かわいらしいガラス細工の髪飾りをつけた彼女。
彼女が世話になっている”オカミサン”がやってくれたらしい。
いつもより華やかに着飾った彼女はとてもかわいくて、俺にはお姫様みたいに見えた。
そんな彼女だが、ここへ来た時は寂しげな顔をしていた。
一緒にお祭りに行くはずだったショーちゃんが他の女の子達と先に行ってしまったらしい。
まだ明るいにしても、もうすぐ日も暮れるという時間に小さな子が夜にこんなところに一人でくるなんてと、思ったが、同じ子供の俺が偉そうに言えた事では無かった。
何よりも綺麗な彼女に会えて嬉しくなって、時間が経つのも忘れて二人で話しこんだ。
帰りには俺が送っていけば問題ないだろう。
いつしか月は上り辺りを明るく照らし出す。
高い笛の音と太鼓の音が微妙に響いてきた。
独特の拍子に合わせて独特の音楽が流れて微かに聞こえてくる。
「踊ろうよ!」
といわれても日本のダンスは知らない。
「……この世界のダンスは知らないんだ。ごめんね。」
俺を妖精と信じている彼女が不思議にも思わない言い訳。
「妖精の世界にもダンスがあるの。」
「あるよ。教えて上げようか?」
「いいのっ!?」
「いいよ。」
目を輝かせている君。
さっきまでは「ショーちゃんとはぐれちゃった」って半ベソを書いていたのにね。
「手を出して。右手はこう、左手はこっち。もっと俺にくっついて。」
……俺は口でリズムを刻みながら、彼女をリードする。
「そう、上手だね。」
「コーン。これは何て言うダンスなの?」
「これはね、”ワルツ”っていうんだよ。」
「これがワルツ?私、知ってるわ、シンデレラが舞踏会で王子様と踊ったダンスだよね?」
「そうか。じゃあ、今だけ俺が君の王子様になってもいいかな?」
「じゃ私はシンデレラ?」
「そうだよ。」
一度、彼女から離れて、目を閉じる。
俺は今だけ君の王子になる。
久しく忘れていた感覚が蘇る。
演じる事への喜びと楽しさ。
目を開ければ俺は王子で、彼女がシンデレラ。
「私と踊って頂けますか?美しい姫君。」
「はい。王子様。」
月明かりの下、川のせせらぎを音楽にして、彼女とワルツを踊った。

夏のシンデレラ。

二人、ー夜限りのシンデレラの物語を紡ぐ。

月明かりに照らされた小さな女の子はいつもより大人びて見えた。
シンデレラの物語はシンデレラがどうしたのかしか書かれていない。
名前も知らない美しい少女に出会った王子が何を思い、どんな恋をして、どんな風に彼女を手に入れる為に自身が行動したか何て書かれてはいない。
一度出会っただけの女性の為に、たった一つの手掛かりを元に国中を探し回るなんて、普通じゃない。
どれだけの思いを抱えていたんだろう。
どれだけ、その女性に心を奪われていたんだろう。
舞踏会の夜だって、王子はどんな風に迎えていたんだろう。
シンデレラに出会うまではつまらないとか、退屈だとか思っていたかもしれない。
そこに彼女が現れたんだ。
そして、恋をした。
どれだけ眩しくうつったんだろう。
どれだけ心を奪われたんだろう。
今の俺にはまだ早いのかもしれないけど、ちょっとはその気持ちが分かるような気がするよ。
だって俺は君に惹かれているから。
今だけでいいから、俺を君の王子様にさせてほしい。
今、君が見つめているのは俺一人。



ドーンという大きな音がして、空を見上げれば、鮮やかな色彩が空に飛び散る。

「コーン!花火だよ!」
「うん。きれいだね。」

本当に綺麗なのは君だけど。



二人で空を見上げる。
二人寄り添ったまま、花火を見ていた。

最後の花火が空に上がったら君は帰ってしまうんだね。

俺を一人残して去っていく君を俺は心で追い掛けるんだ。



君は夏のシンデレラ。



花火が終わり、彼女を世話になっているという旅館まで送り届けた。
まさか、小さな女の子を一人で帰すわけにはいかないし。

「おせーよっ!」
「あっ!ショーちゃん。」

大きな旅館の前で、彼女と同じ年くらいの男の子が待っていた。

「コーン!今日はありがとう!!」
「どう致しまして。」
「また、明日会える?」
「うん。また明日。」

明日が最後になるけどね。
彼女にはまだ言えなかった。

「何してんだよ!俺が一人で帰ったら怒られちまうだろ。」

随分と身勝手な彼女の王子様。
彼女をおいて別の子と遊びに行ってしまったくせに。
それでも、彼女にとっては彼だけが王子様なのだ。
俺じゃない。
俺はシンデレラの王子様にすらなれない。

だから、俺達の物語はここまで。
夢をありがとう。
俺のシンデレラ。



次の日、彼女と最後の別れをした。
彼女と別れ、両親の待つ滞在先へと歩く。
そこで気付いたキラリと光る何かがあった。
手にしてみるとそれには見覚えがあった。
夕べ、彼女がしていた髪飾りだ。



キラキラしたガラスの髪飾り。
彼女の元には対になる髪飾りが合って、その片割れを俺が今持っている。
まるであの物語みたいじゃないか。
そう、この髪飾りは、俺のシンデレラが落とした彼女へと繋がる唯一の物。



俺は、シンデレラに恋する王子になった。
いつか、これを君に返せる時がきたら、本当に君の王子様になれるのかもしれない。



◇◆◇◆◇



時は過ぎて、やっと彼女に辿り着いた。
君は忘れてしまったかもしれないね。
髪飾りの事なんて君はもう。
君があの一夜だけ、俺のシンデレラになった事なんて、君の記憶にはない事。
君はただ、妖精の王子と疑わない存在とワルツを踊っただけ。
でも、お願いだ。
思い出して。
あの夜の事を。

「君に返したいものがあるんだ。」



君は夏の夜のシンデレラ。



「コーン?」
「久遠だよ。キョーコちゃん。」



今度こそ、俺は君の王子になる。



「夏が来たら、行ってみようか。あの場所に。」
「………。」
「そしたら、また踊って頂けますか?」
「はい。喜んで。」



君は俺だけのシンデレラになる。

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好き……

やっと気がついた。
この気持ちは止まらないものだって。
貴方を好きだというこの思いは、もう止められない。
貴方の見る度に、貴方に見つめられる度に、しびれるような感覚が身体を支配する。
好きなの。
くやしいけれど、貴方が好きなの。
恋をする事に怯えていたはずなのに、今は、”貴方を好きだ”という感情以外のものがない。
人を思う気持ちなんて、忘れさってしまいたかったはずなのに、それが出来ない。
好きです。
もう貴方しか見えないくらいに、貴方が好き。



瞳を閉じれば、強く感じる貴方の香りと、唇から伝わる貴方の優しい温もり。
なんて甘いんだろう。
……遠くから、『カット!』と告げる声にはっとする。
私は泣いていた。
芝居さえ忘れて私は……。
「最上さん。そんなに嫌だった?ごめん。……フリにすればよかったね。ごめんね。泣かないで。」
優しい貴方。
違う。
違うの。
そんなんじゃない。
冬の風が唇に残る彼の温かさを奪っていく。
嫌。
嫌なの。
止まらない貴方への思い。
暑い感情。
”ときめき”なんて言葉では納まり切らない程に膨らんでしまった恋心。
涙が止まらないのは、そのせい。
貴方が好き。
好きなんです。
言葉にしたくて、出来なくて、私は狂ってしまいそう。
貴方の側にいたい。
離れたくない。
優しい貴方が私の肩を抱く。
「ごめんね。……キスシーン、無くして貰うように言ってみるよ。」
「……っ!?」
嫌。
嫌っ!
もっと貴方に触れたいのに。
演技で構わないから、貴方の側にいたい。
それは私のわがまま。
女優として失格だって分かっているけど。
「嫌!」
「最上さん?」
「出来ますからっ!だからっ!!」
「うん。分かった。次ぎは大丈夫だよ。君はちゃんと出来る。……メイク直しておいで。最上さん、笑ってくれる?俺はね、君の笑顔が好きなんだ。だから、笑って。ね?」
………やっぱり、貴方が好き。



仕事が終わって……敦賀さんが「一緒に帰ろう。」って言ってくれた。
嬉しい。
今日はまだ一緒にいれるんだ。
「敦賀さん。お夕食はどうするんですか?」
「君が作ってくれる?」
私の渇いた心に染み込んでいく貴方の優しい声と笑みを含んだ横顔。
餓えた心が満たされてゆく。
私はこの人に恋をした。
会えば嬉しくて、だけど別れる時は切なくなる。
会えないと寂しくて、逢いたくて堪らなくなる。
そんな気持ち、きっと貴方にはわからないでしょうね。



本気の恋をしたら、無傷なんかじゃいられない。
ショータローに恋して、待ち続けていた頃の私。
確かにあれも恋だったのだと思うけど、あの頃抱いていたものとは違う感情が存在している。
逢いたくて逢いたくて、しかたがない。
逢えば離れたくないと思ってしまう感情なんて、以前の私には存在していなかったもの。
「最上さん?着いたよ。………どうしたの?」
優しい貴方の声。
その声に心が壊れそうになる。



もうダメ。
耐え切れない。



私は彼にしがみついた。



「好き…。」
「えっ……もが…み…さん?」
「貴方が好きです。」



しばらくして、逞しい腕が私の身体を強く抱いた。
「ねぇ、これは俺の夢?俺の腕の中にいる君は幻?」
「幻なんかじゃ、ありませんよ。私は私です。」
「じゃあ、もう一度言って?」
強くなる腕の力。
幻なんかじゃない。
私は今、彼の腕の中にいる。
「お願い。言って?君が俺をどう思ってるのか言って。」
甘い声。
甘い誘惑。
私を離さない力強い腕。
手に入れたい。
この気持ちをもう一度告げたら、私のものになるの?
欲しい。
貴方の全てが欲しい。
もし、手に入れられるなら。
「敦賀さん。私は貴方が好きです。」
好きなんて言葉で納まりきらないくらいに貴方が好き。



「好きだ。」
「つる…がさん?」
「ずっと好きだった。」
「え……。」
「だけど、君には彼がいて……。あの時に俺の初恋は終わったんだと思ってた。……やっと俺を見てくれたね。キョーコちゃん。」
”キョーコちゃん”と言った彼の私を見つめる眼差しと優しい微笑みには覚えがあった。
「コ………ン?」
「そうだよ。やっと、手に入れた。俺のお姫様。」
優しい声と一緒に彼の唇が降りて来て、私は瞳を閉じた。
演技じゃない、プライベートなキス。
触れるだけの優しいキス。
角度を変えて啄むようなキスを繰り返した。
苦しくなって、唇を僅かに開けば、そこから彼が入り込んできて私を絡めとって行く。
「好きだ。」
キスの合間に紡がれる彼の言葉。



好き………。
誰よりも、貴方が……。



「好きです。」







歌詞妄想です。
曲は安全地帯の『好きさ』古い曲です。
大分前に、蓮さんで書いたんですが、キョコたんでもいけるなぁと思ったので書いてみました。

B'zも古い曲の方がなんか蓮キョ妄想しやすくて、最近は古いのばっかり聞いています。


君の中で踊りたいとか、不屈のLoversでも妄想したいです。


では、また。



月華



ANOTHER DAY

後……どれだけの日を過ごせば、君は俺を見てくれるんだろう。
辿り着いたその先で、君は俺に微笑んでくれるだろうか。
二人寄り添って、過ごせる日々はくるんだろうか?
白くの美しい衣を纏い、女神のように美しい君を今この腕に抱いて……そんな風に願っていた日々を懐かしく思う。


※※※※※




指輪を交わし、誓いのキスを交わし……、未来を共に歩く事を誓った。
俺は頬を染めて微笑む彼女を抱き上げて、たくさんの花びらが舞う中を歩いた。

「夢みたいです。」

彼女が囁く。

「夢じゃないよ。」

そう夢じゃない。
俺は君を手に入れた。


※※※※※



過ぎゆく時の中で、季節が移り変わる度に君は煌めいて、輝きを増して俺の胸に熱い感情を残していく。
君は「すれ違う度に不安を感じていた」と君は言うけれど、俺だって同じ想いだったよ。


※※※※※



「おめでとう!」
「幸せになっ!」

温かな声。
かつてのライバル達でさえ、俺達を温かく見守ってくれている。
彼女は「夢みたいだ」なんて言ったけど、…正直に言えば、俺だって、そう思った。
今、こうして君の温もりを感じていられるのが、心を満たす幸せが夢なんじゃないかってね。
彼女の憧れているメルヘンな世界が今の俺にも見えているから、余計に夢の世界のようだ。
ふわりと舞うベールが羽根に見えて……今にも空に舞い上がってしまえそうだ。
夢なら覚めないでほしい。
俺の側から離れないで。
少し強引だったかもしれない。
捕まえておきたくて、一緒に歩くはずだったヴァージンロードを彼女を抱き上げて歩いた。
腕に伝わる彼女の温もりとやわらかな重みが、夢ではないと知らしめる。
欲しくて欲しくて……たまらなかったもの。
やっと手に入れた俺の宝物。

「久遠。」

父と母が見守る中、俺と彼女は新しい一歩を踏み出した。
本当の自分さえ取り戻した。


※※※※※



都会から離れた清涼なる地で、空を見上げた。
俺の隣には妻になった最愛の彼女がいて、天上にに広がる星空を眺めた。
煌めく星々が見守る中で繋ぎあったこの手。
二度と離しはしない。
これからも、こうして生きてゆこう。
二人ずっと一緒に同じ夜空を見上げよう。
こうして、同じ空を見ていこう。
そこに同じ希望の星を一緒に見い出そう。

「どの星を見てるんですか?」
「きっと君と同じ星だよ。」

今なら、こんなにも感じているよ、”愛の絆”を。
お願いだから、俺だけの君でいて。
俺にとっての君がそうであるように、君が心から必要としてくれる男でありたいと願う。
君が愛するただ一人の人でありたいんだ。
君はただ一人の大切な人だから。

「ずっと一緒にいよう。」
「それは私の一番大切な人に聞いて下さい。その人がOKならいいですよ。」

それどこかで聞いた事があるような。

「……それ…誰?キョーコ!?」

そうだ、セツだ。
彼女が扮する雪花・ヒールが言ったんだ。
セツの”大切な人”は兄であるカインだったけれど、この場合……キョーコの”大切な人”って…誰だ??
琴南さん?…まさか父さん?しゃっ社長?
だるまやのご夫婦?……俺は、彼女の父親代わりのあの人にもう一度”彼女を下さい”って言いに行かなければならないのか?それで彼女が一生俺の側にいてくれるなら、やるけど……。
まさか、不破?
かなり焦る俺を前に彼女はふわりと笑む。

「わかりませんか?」
「………………。」
「私の目の前にいるんですけど。」
「えっ?俺っ!?」
「はい。貴方が許してくれるなら私はずっと側にいますよ。」

相変わらずびっくり箱みたいな君。
君にかかると心臓がいくつあっても足りないよ。
だけど、そんな君が愛しくて仕方がない。

「どうします?」
「聞きたい?」
「はい。」
「聞いたら最後だよ?」
「それでも聞きたいです。」
「じゃあ、耳を貸して。」

くすぐったそうな仕種を見せる彼女の耳元で囁く。

「俺の側にいなさい。ずっとね。」

未来なんて見えるもんじゃない。
この先、何があるかなんてわからないけれど、俺には思い描いた君との未来がある。
透き通る笑顔のままの君。
君を不安にさせる事があるかもしれない。
だけど信じてほしい。
君だけが愛しいから。


※※※※※



「コーン。」
「キョーコちゃん。」


※※※※※



幼き日の君との思い出。
運命の出会いだった。
なのに俺は君の手を離してしまった。
俺も君も子供だったから、仕方がなかったのだけど。
初めて出会ったあの頃にはもう戻れないけれど、これから先、君が側にいてくれるならそれでもいい。

今を大切にしよう。

君がもう二度と悲しみで涙を流さないよう、俺が君を守るから。
だから、俺だけの君でいて。
君ででしか満たされない俺の心。
君はただ一人の大切な人。
俺は君が愛するただ一人の男になりたい。
輝く幸運を導く輝ける星でありたい。
この愛がある限り、どんな事がおきても揺るがないよ。
流れゆく時の中で、君への愛は深く、大きくなる。

愛しい君に、この思いを囁き続けるよ。



「キョーコ。好きだよ。君を愛している。」



これから先もずっと君に愛の歌を囁き続ける。



明日も。
明後日も。
その次ぎの日も。
君だけを愛していく。



たった一人の君だけを……。








accessの『ANOTHER DAY』妄想です。

好きでぐるぐる聞いては妄想してました。

最初はウェディングまで考えてなかったけどぉ。

貴島君の恋愛相談室けっこう長くなってしまってただいま停滞中。
本誌の貴島君とは別人仕様。
私の理想の貴島君です。
あはは。

少しお待ち下さいませ。



ではまた。



月華


BREAK DOWN

俺を包み込む暗闇をぶち壊して、君を連れ出したい。
不安も何もかもを吹き飛ばして、二人だけの世界にいられたらいいのに。



対向車のライトが流れては消え、その度に彼女の横顔を照らし出す。
そのせつない仕種が俺の心を締め付ける。
今日、彼女に会う前に不破とすれ違った。
不敵な笑みを俺に残して彼は去って行った。
何かあると直感した。
彼と俺に共通するもの。
それは最上さんの事しか考えられない。
俺は急いで最上さんを探した。
この近くにいるはずだ。
携帯を取り出してコールする。
しばらくすると最上さんの声が聞こえた。

『はい。最上です。』
「今、どこ?」
『TBMです。』
「俺もだよ。仕事が終わったんだ。もうこんな時間だし、君も仕事終わったよね?一緒に帰ろう。送るよ。今どこ?」
「『東側の3階、楽屋近くの階段に……。』」

彼女の声が携帯を通した声と重なる。
階段の踊場に彼女はいた。

「最上さん。」
「敦賀さん……。」

振り向いた彼女は、辛そうな顔をしていた。
やはり、不破は彼女に接触していたのだと確信する。
でなければ、彼女がここまで悲痛な顔をするはずがない。
不破は君に何を言ったの?
問いただしたい。
だけど、その時、俺に出来たのは彼女をこの腕に包み込む事だけだった。
無力な俺。
そして今は黙って車を走らせるだけ。

「敦賀さん?あの道が……。」

こうして君を助手席に乗せてはしるのは、何度もあった事。
下宿先である”だるまや”への道ではない事なんか彼女でも解る。

「今日はうちにおいで。」

今日は帰したくないから。
マンションの近くのレストランで軽く食事を摂って帰宅した。

「どうぞ。」

二人分のコーヒーを入れて片方を最上さんの前に置く。
カップは最上さん専用。
マンションに彼女の姿がある事も俺の中では当たり前の風景になりつつある。
君がいて、俺がいるこの空間。
君はどう思う?
少しは俺という存在を認めてくれてる?
意識してくれてる?
君がいないこの部屋がどんなだか知ってる?
ねぇ。

「ありがとうございます。」

コーヒーを手に取り、中のコーヒーを切なげに見つめる彼女。
君にそんな顔をさせる程、不破は君にいったい何を言ったの?
今尚、彼女の心に住み着く不破。
彼を好きだったのは過去の事なんだろう?
それなら、もうそんな過去に縛られていないで、俺を見てよ。
君の力になりたいだ。
俺には、それが出来ると思ってる。
だから、俺を見て。



いつも俺のために一生懸命になってくれる君。
どうして、そこまで尽くしてくれるの?
それって、本当に尊敬の表れなの?
君の優しさは誰の為のもの?
俺は君の特別な存在ではないのかな?
何でもいいから、俺に話して?
きっと俺は君の力になれるからだから……。

「敦賀さん。」
「何?」
「今日、アイツに会ったんです。」
「うん。」
「それで……アイツに好きだって言われました。」

どうして今更、そんな事を言う?
彼女を手酷く捨てておいて、何故また彼女の中に居座ろうとする?
もう止めてくれ。
俺と彼女の間に立ち塞がるのはもう。
俺は彼女が好きだ。
不破、お前なんかよりずっと彼女を思ってる。
お前はまだ、完全に彼女を女性と見ているわけじゃない。
お前はまだ幼なじみの身近いた女の子の域を脱していない。
俺に見せた余裕が何よりの証拠。
本気で恋をしたら、余裕なんかどこにもない。
彼女に恋をして、俺はそれをしった。
だから、俺はもうなりふり何て構っている余裕すらない。
だから……。

俯く彼女に俺の影がかぶさる。
気づいて顔を上げる彼女。
今度は躊躇わなかった。
彼女の唇に思いのすべてをこめて、触れるだけのキスをした。

「つっ敦賀さん!」
「最上さん、俺はね、君が好きなんだ。」
「敦賀さん?」
「ずっと、君が好きだった。好きなんて言葉で納まり切らないくらいに君が好きだ。」

だから君を守りたい。

「君を愛してる。」

だから、この愛を感じて欲しい。

過去に縛られたまま、辛い思いをするくらいなら、そんなもの忘れさってしまえばいいのに。
透き通るような君の瞳を曇らせるものなんか、捨ててしまえばいいのに。



俺はね、君を大切にするよ。
だから、怖がらないで。
俺と一緒に未来を探して行こう。



壊してしまおう。
君が俺と君を隔てる壁なんか粉々に打ち砕いてしまおう。



Break Down






REVの BREAK DOWN妄想です。
かなり古い曲。

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げっか(月華)

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