雪の華

もうすぐ君と近づける季節が来る。

次に君に触れられる時が来たら、もう二度と離さない。
冬が終わり君が眠りについた時に後悔した。

北の果てには氷に閉ざされた国があるという。
君が目覚めたら、その国に行こうか。
君の生まれた国には行けないけれど、そこなら行ける。
そこなら君は眠りにつく必要はない。
君を抱きしめられない日々を過ごすなんてもうたくさんだ。

君の笑顔がみたい。
君に触れたい。
早く君を抱きしめたい。

キョーコ。



いつからか、野盗達が来るようになった。

〝黒い騎士が何かを守っている。〟
最初はそんな曖昧なものだった。

そんな話しに興味を惹かれたならず者がやっ来て、返り討ちにした。
逃げ出した者もいたが、それを追いはしなかった。

それがまずかったのか……いや、いつかはこうなったのかもしれない。
噂話しには尾ひれ背ひれがついていき、今では 〝黒騎士が守るものを手にすれば、世界を手に入れられる〟などと言われるようになり、野望に満ちた奴らがここにくるようになった。

つい今しがたも野盗の集団を蹴散らしたばかりだ。

高く絶壁として成り立つ岩肌に向かい呪文を唱える。
壁面に現れた魔法陣に手を触れた。
魔法陣に吸い込まれるように岩の壁がきえて、一瞬にして、大きな洞窟が現れる。

ヒュンと風を切る音がした。
一本の矢が、俺の背中を目がけて飛んで来る。
避ける事はしない。

矢は俺に届く寸前に凍りつき砕け散る。

物陰に身を潜めている者たちの存在には最初から気づいていた。
弓が構えられていた事も。

俺は相当恐れられているらしい。
誰一人として、正面から立ち向かってくる者はいない。

「周りをよく見ろ。そう、お前達が身を潜めていたその岩……何に見える?」

男たちは気が付く。
岩だったものが、それではなかった事に気がついた。
触れた肌に伝わるのは焼くような冷感。
目に見えるのは高い透明感。
誰かの瞳と目線が合う。
中に見知らぬ誰かがいた。

目を見開き、恐怖に歪む表情。

声なき叫びを上げ、一歩退く。

男たちは悟ったようだ。

このままでは自分達も同じ末路を辿ると。

「にっ逃げろっ!」
「もう遅い。」

見ろ、足元を。
白く凍てつき始めた地面が逃げ出そうとする男たちを縫い止める。

「助けてくれっ!」
「ここには近寄らねぇ。助けてくれよぉ!」

もう遅い。
俺にもそれは止められない。

凍りついていく己が身を嘆きながら、氷の棺に閉じ込められていく男たち。

「そこで眠れ。」

俺たちがこの地を去るまで。
雪の華が舞い降りるその時まで。



洞窟の中へ入る。
冷気が一層増したそこは通常の人間は足を踏み入れた途端に凍りつくだろう。
外の男たちは、洞窟の封印を解いた事で漏れ出した冷気に触れたに過ぎない。

それでも命は奪ってはいない。
心優しき彼女の力が、あの者たちを守っている。
いずれ彼らは目覚める。
何事もなかったかのように眠りから解放されるだろう。

奥に進んで行く。

蒼く光り輝く最奥が見える。

愛しき彼女が眠る場所。

凍りつく小さな彼女の世界。

眷属となった俺だけ立ち入る事を許された場所。

大きく空間を広げた最奥。

その中央に佇む女性の姿があった。
異国の前合わせの衣装の美しい少女のような姿。
彼女が持つ色は人間のものではない。
青白く、まるで氷の彫像のようにそこにある。
美しく佇み、目を閉じたまま、身動く事もない。

固く閉ざされた瞳。

君の瞳が見たい。

君と抱き合いたい。

「我が妻よ。」

彼女の頬に触れる。

〝レン様、我が夫よ。〟

頭の中に響く彼女が声。

後少し。
もうすぐ、君と近づける季節が来る。

〝愛しています。〟

彼女を愛している。

雪の華が舞ったら……。
君が目覚めたら……。

もう離さない。

〝離さないで。〟



もうすぐ雪の華が舞う。









雪の華妄想でした。
ロードオブザリングとか、ゲームとかの世界観。
某、企画で書いたやつの流れ。

続きは今のところはなし。

社さんは魔道士系。
奏江ちゃんは女剣士。

蓮さんは黒騎士。
キョーコちゃんは雪の精霊で、蓮さんの守護精霊。
雪の精霊なので、冬しか活動できない設定。
衣装は花魁風。
東洋の国から連れ去られて来た設定。
魔王から蓮さんに助けられて、守護精霊に。
そのまま恋に落ちて、蓮さんはキョーコちゃんの眷属になりました。
そんな裏設定。

私のここ何年か持ったままだった妄想一つ消費。
スポンサーサイト

スキビで、銀魂妄想が止まらない。

銀魂をスキビで変換し始めたらとまらない。

始めは銀さんを蓮さん、月詠さんをキョーコちゃんで妄想した。
しかし、銀さんかっこいいけど、蓮さんにはちょいとアレな気が。
…とすると土方さん!ミツバさんがキョーコちゃんで!……でも、ミツバさん…死んじゃうし.°(ಗдಗ。)°.
高杉さんとまた子ちゃんでもよか!
……とは思ったけど、高杉さんは蓮さんには小ぶり。
いいんだけどね。

しかしだ、蓮さんが銀魂をやるにはいろいろ捨てなきゃいけないものがでてくる。
いろいろむりだろうなぁ。

そんなわけではあるのだけど、女の子銀さん……キョーコちゃんに似てない?と思いいたる。

土方さんと女の子銀さんがタンゴ踊る姿が頭から離れなくなった。
もちろん、蓮さんキョーコさん変換で。
美男美女。

とりあえず、
キャスティングは
女の子銀さん…キョーコちゃん
男銀さん…貴島さん
男土方さん…蓮さん
お妙さん…千織ちゃん
九兵衛…奏江ちゃん
沖田君…飛鷹君

高杉さんは……雰囲気はレイノ君だなぁ。

ショーちゃんをどうしよう。
………全蔵?…痔持ちの全蔵。
他に誰かいるかなぁ。ショーちゃんタイプ。
あっ…孤高の将軍様いたわ。タカビーな方の。


また、なんか妄想したいな。

トライガンのウルフウッドとミリーで蓮さんキョーコさんもいいな。

これからの希望。歌詞妄想もしたい。いろんな妄想したい。

歌詞は雪の華とかエスペランサとかやりたい。
女性の曲で敦賀さんサイドの妄想したい。

もう書く予定も無いけど、敦賀、ショータロー、レイノ連合話しもあったなぁ。
ホラー設定だからお蔵入りしつるけど。

雪の華は絶対書きたいなぁ。
黒騎士蓮さんと雪の精霊キョーコちゃんで書きたい。
エスペランサは恋の相談相手でしかない蓮さんのお話しにしたい。

その前に「強く儚いもの達」なんとかしなきゃ。
ラストは仲村先生の扉絵シリーズ風にしたい。
お姫様キョーコちゃんと王子様蓮の。
いろいろ考えてるんだけど、なかなか進まない。



とはいえ、閲覧者様は限りなく少ないと思う。
だから正直に書くと、よそ様のスキビ二次にはお邪魔していない。
スキビは書くだけと心に決めたから。

だから、読んでほしいとか、誰かとスキビのお話ししたいとか、共感したいとかいう希望はない。

言えるわけないし、言うつもりもない。
それを望みもしない。

純粋に書きたいと思った事を書く事にした。
それだけ。

あの花の花言葉が私の妄想に火をつけた。
「思うはあなたひとり」
この言葉の使い方がすごくきれいだと思った。
「あなたひとりを思う」ではなくて、「思うはあなたひとり」。
言葉の使い方、順序を少し変えるだけで、世界観がすんごい事になる。
日本語ってすごい!そう思った。

そして、あんまりきれいではないと思っていた枯れゆく姿をきれいな言葉で表現したいと思った。
言葉だけで、花の全てを表現できたらいいなと思った。
花の名前をあえて書かなかった事が唯一の逃げ対策かな。

書きたいと思ったから、素敵だと思ったから書く。
それ以外でも、それ以上でもない。
誰かと競うつもりもない。
見てないからマネのしようもない。
外で何が今おきているかも分からない。

きれいな言葉を思いついたら書きたい。
おもしろそうと思ったら書いてみる。
でも原作があるものだって事は常に意識したい。

それでいいと思う。

多分、これからも私はこのスタイルでいく。

ランキングも外そうかなと思いましたけど、パスワード忘れたし…まっいっか的な状況。
どうやら、ご閲覧者様はゼロではないみたいだし、このままお邪魔させていただきます。

わたし、ずーずーしいな、こういうとこが。


最後に、自分勝手、自由気ままなわたしの記事を読んで下さっている方々に、心より御礼を申し上げます。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

狂い花 おもうはあなたひとり

つま先から、髪の一本一本まで満たす毒。
人を死へと誘う身をまっすぐに伸ばし、天を仰ぐ。
欲しいとただ一つだけを望みながら紅い花弁を広げる。
太陽に身を焦がし、紅く燃ゆる炎はやがて灰となり枯れゆく。
焦がれても、どんなに見つめても落ちては来ぬ太陽に焼かれだけの身。
見て欲しいと、どんなに咲き誇ろうとも、あの太陽は高みから焼き尽くすだけの熱を降り注ぐだけ。

「敦賀さん。」

枯れ果てる度に、思いは募り、芽吹く芽を増やし、茎を伸ばし、思う程にいくつもの花を開く。


思うはあなたひとり。


あなただけを思い、花開き、あなただけを思い、枯れゆく。



咲き乱れる赤よりも紅い花を眺め…思う。

思うはあなたひとりだけ。

ただひとりだけを思い狂い咲く。

「その花…好きなの?」
「綺麗ですから。」
「すごいね。こんなに咲いてるなんて。」
「綺麗ですけど、強い毒性があるんですよ。」

だから、愛してもらえない。
かわいそうな花。

「毒があるんだね。だからなのかな?こんなに惹きつけられてしまうのは。触れてはいけないと思えば思うほど、触れたくなる。」
「敦賀さん?」
「だけどもっと気になるのは、何を思って咲いているのか…だね。」

何を思って咲いているのか?
そんな事を思うのはきっとあなたくらい。
そして花の気持ちを分かってしまう私だけ。

この花はあなたに思いを寄せる私自身。
身に宿した毒のせいで触れてはもらえない私そのもの。

「この花は何を思っているんだろうね?こんなにたくさん咲いているのに、何故かな…誰かを…誰かただひとりだけを待っているように見えるよ。」
「思うはあなたひとり。」
「最上さん?」
「この花の花言葉です。」
「……そうか、この花は恋をしてるんだね。」
「?」
「この花は君なんだと思ってた。この花が俺には君に見えるんだ。背筋をピンと伸ばして真直ぐに立つ姿が君そのものだよ。誰かに恋をして遠くを見ている姿も。……君は誰を思っているの?君は誰を思って、こんなに綺麗に咲いているの?……触れてはいけないのに、触れたいと願ってしまう。」
「敦賀さん?」
「君が花で、俺はその花に焦がれるだけの蜂みたいだと思ってた。でも、違ったみたいだ。」

いいえ、この花は私。
思いも告げられぬまま、愛しい太陽に焼かれて灰と化す哀れな毒の花。
そして貴方は、私が焦がれる唯一の太陽。

「この花は、俺自身でもあったわけだ。〝思うはあなたひとり〟……か。ひとりだけを思って、誰も近づかせないように毒を身に纏う。自らの毒で枯れて行く。身の内と同じように毒の色に姿を蝕まれながら。灰色に色褪せても思いは尽きない。冬が来て眠りに落ちても、次に咲く時にはもっと花開く。」

酷い人。
あなたひとりを思う私の前で、あなたは平気で自分の恋をうたう。
あなたにとっては恋の唄でも、私には毒でしかない。

狂ってる。
あなたも私も狂ってる。

ただひとりだけを思い、毒を吐く。

思えば思うほど、狂っていく。

狂い咲くその花は……ただひとりだけを思いそこに咲く。



狂い花。













いい方にも悪い方にも転ばない。
そんなエンド。
多分、おいらは初な終わり方。

私は私の信念で持ってのみ書く。
我が道をゆく。
好きな時に好きなように好きな言葉で、思いついた事だけを書く。

出来れば誰も思いつかないような事を書いていきたいけど、それは無理ってもんだろう。
無理ってもんだろうけどやってみたい。

あは。

花妄想したいと思った。

花言葉が素敵だなと思ったから。

花から花言葉を探して書いていたけど、今回は諸事情により、花言葉からいきます。

花シリーズは一応書き方や話しの持っていきかた、使い方を全部変えて書いてきたつもり。

今回はこちらの都合もあるけれど、その都合のおかげか、別の書き方になりそうでちょっと楽しくなってきた。

自分で禁忌とした花だけど、花言葉が気に入ったので。
だって、私の使いたいワード満載なんだもの。

キョーコちゃんが敦賀さんを思う気持ちをのせて花を想像できるようなお話しにしたいです。


強く儚い者たち妄想もしたい。


銀魂二次読むのに忙しくて、ストップしてたけど、再開だ!!←理由そこ?…そこです。銀さんと土方さんが好き。
DBの悟空さんも好きだけど。
もちろんキョーコちゃんと敦賀さんも大好きです。


ではまた。
プロフィール

げっか(月華)

Author:げっか(月華)
蓮キョ大好きです。
駄文しか書けませんが、よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
329位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
二次小説
181位
アクセスランキングを見る>>
フリーエリア

バナーリンク完了
画像つきリンクはバナーをお持ちのサイト様のみとさせていただきました。
私の実力的に無理なんで、すいません。

スキビ☆ランキング様
↓↓↓↓
スキビ☆ランキング様

妄想☆爆走ビート~スキップなんかじゃいられない 妄想☆爆走ビート マサシ様


ド素人のスキビブログ18禁様
ド素人のスキビブログ18禁 氷樹様


艶やかな微笑様
艶やかな微笑 peach tea no1様


桃色無印様
桃色無印 きゅ。様


pink@ピグ様 pink@ピグ きゅ。様


*ソラハナ*様
*ソラハナ* MOKOM様


SKB様

SKB Agren様


THE SACRED LOTUS 天音蓮華様

THE SACRED LOTUS 天音蓮華様


Kierkegaard様
Kierkegaard perorin様


蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」 (風月のスキビだより) 風月様
蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」 (風月のスキビだより) 風月様


サイト名:月と蝶
URL:http://tukitocho.blog.fc2.com/

よかったらアメブロへもどうぞ。
http://ameblo.jp/pochiouji/
月と蝶
携帯でもどぞ。
QR
月にとまった蝶々様カウンター
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる